ハヤカワ・ミステリ文庫<br> メグレとマジェスティック・ホテルの地階

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ハヤカワ・ミステリ文庫
メグレとマジェスティック・ホテルの地階

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150709556
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

出版社内容情報

ホテルの地階で殺された女。判事は第一発見者の男を勾留する。だが、メグレは彼の人生を追う中で、真犯人が別にいると確信する。

内容説明

パリの高級ホテルの地階で女性の死体が発見された。発見者はホテルで働くドンジュという男。メグレは捜査の中で、被害者がカンヌのキャバレーで働いていた時に、ドンジュと関係があったことを知る。状況証拠は彼が犯人であることを示しているが、メグレは真犯人が別にいるとにらんでいた。だが匿名の告発によって、ドンジュは勾留されてしまう。そして第二の事件が…。様々な謎が渦巻く中、メグレが真実を解き明かす。

著者等紹介

シムノン,ジョルジュ[シムノン,ジョルジュ] [Simenon,Georges]
1903年、ベルギーのリエージュに生まれる。1921年にAu Pont des Archesを発表し、作家デビュー。1922年にパリへ移住し、多くのペンネームを使い約200点の通俗小説を出版しながら、小さなヨットでヨーロッパ中を回り、1931年からは、彼の作品を代表する“メグレ警視”シリーズの連続刊行を開始。その後も“メグレ警視”シリーズや“ロマン・デュール”と呼ばれる純文学よりの作品を数多く執筆し、フランスを代表する作家として高い評価を受ける。1989年、ローザンヌの自宅で死去。享年87

高野優[タカノユウ]
早稲田大学政治経済学部卒。フランス文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kircheis

308
★★★☆☆ メグレ警視シリーズ中期の名作。 ホテルで殺人事件が起こり、ある男が逮捕されるが、メグレはその男の冤罪を疑っていた… 長編にしては短めでサクッと読める。やや犯人の特定が唐突だが、最後はメグレが関係者を集めて絵解きをするというド定番のエンディング。コミカルなやり取りも楽しめるし、シリーズの中でもかなり上位の作品だと思う。しかし、あくまで古典なので現在のスピード感あるミステリに慣れた人には物足りなく映るかも。2024/01/24

maja

20
高級ホテルの従業員更衣室で女性の絞殺死体が見つかった。被害者はスィートルームに宿泊している富裕層の夫人と程なく判明する。昔馴染みと時間帯で部屋をシェアして暮らす死体の第一発見者カフェトリの主任ドンジュ、彼らの生活感が漂ってくる。捜査で明らかになっていくにつれ、尽くしてくれる男を捨てそういう世界から逃れたものの欲望の先に待ち受ける女の運命の憐れさも垣間見える。メグレ警視の駆け引きや謎が解かれていくのが面白かった。 2023/12/22

kyoko

20
日々を精一杯生きている庶民への思いが伝わってきて、また同時に権力者に媚びない姿勢が心地よく、メグレ警視がとても魅力的に感じられる一冊。おもしろかった。2023/12/12

うーちゃん

17
パリの高級ホテルの地階(従業員フロア)で、宿泊客の死体が見つかり、メグレが捜査に乗り出す。メグレは紛れもなく行動の人なのだが、同時に静的な雰囲気も合わせ持っているところが好き。牛のように動かず、じっと考えに耽る(多忙を極めるホテルの地階で、非常に邪魔になっていたに違いない笑)かと思えば、殴られたり殴ったり、自転車漕いだり寝台乗ったり、狩りに出かける肉食獣のように動き回るのだ。ちぐはぐだが、不思議と安心感がある。読むうちにこのおいちゃんに絶対的な信頼を寄せてしまう、それこそがメグレの魅力だと思う。2023/11/13

bapaksejahtera

16
メグレ物完読を試みようとしても、以前雑誌EQに掲載された何篇かは事実上読めない。本編はその中からの待望の新刊だ。残り少ない何篇か、早川の刊行を切に期待する。本作は1940年以前に書かれたようだが執筆年は不明。パリのホテルの裏方である客室向け喫茶サービスに従事する真面目な男は、嘗ての恋人で実は間に子を生した女が、金持ち米人の妻となってホテルに滞在とを知る。これを切掛けに男は無実の殺人の罪を着せられる設定。不自然な仕掛けが多く、最後に一同を集めての種明かしと通俗の場面もあるが、読者の喜ぶサービスも多い作品だ。2023/11/29

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