出版社内容情報
宇宙構造から経済、言語まで、なぜ数学はわれわれの世界を説明するのにこれほど有効なのか。数学史を辿りながら壮大な謎に迫る
内容説明
人間の純粋な思考の産物であるはずの数学。その数学がなぜ、宇宙構造や自然現象、遺伝の法則、株価の挙動など、現実の世界を説明するのにこれほどまでに役に立つのか?創造主は数学をもとにこの世界を創ったのか?ピタゴラスの定理から非ユークリッド幾何学、結び目理論まで数学の発展の歴史を追いながら、アインシュタインをも悩ませた「数学の不条理な有効性」の謎に迫るポピュラー・サイエンス。
目次
第1章 謎
第2章 神秘主義者たち―数秘術師と哲学者
第3章 魔術師たち―達人と異端者
第4章 魔術師たち―懐疑主義者と巨人
第5章 統計学者と確率学者―不確実性の科学
第6章 幾何学者たち―未来の衝撃
第7章 論理学者たち―論理を論理する
第8章 不条理な有効性?
第9章 人間の精神、数学、宇宙について
著者等紹介
リヴィオ,マリオ[リヴィオ,マリオ] [Livio,Mario]
天体物理学者。アメリカにある宇宙望遠鏡科学研究所の科学部門長をつとめた経歴を持つ。宇宙の膨張からブラックホール近傍の物理現象、知的生命の起源など、関心は広い。著書に国際ピタゴラス賞とペアノ賞を受賞した『黄金比はすべてを美しくするか?』、『偉大なる失敗』(ともにハヤカワ・ノンフィクション文庫)など
千葉敏生[チバトシオ]
翻訳家。早稲田大学理工学部数理科学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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