出版社内容情報
津波の悲劇をへて復興へと歩む被災地の人々、前途多難の近隣外交、そしてこの国の行方は――。新あとがきを追加した待望の文庫版。
デイヴィッド・ピリング[ピリング デイヴィッド]
仲 達志[ナカ タツシ]
内容説明
大震災の悲劇をへて、たくましく復興へと向かう岩手・宮城・福島の人々、少子高齢化社会で新たな生き方を模索する若者や女性、課題山積の近隣外交、生き残りを図る日本企業とアベノミクスの成否、そして混迷の時代のこの国の行方は?広範な取材とフェアな視点で、「ジャパン・アズ・ナンバーワン」でも「衰退必至」でもない多面的な実像を浮き彫りにする。下巻には激動の国際情勢を踏まえた「文庫版あとがき」を新たに収録。
目次
第4部 ポスト成長神話(承前)(ポスト成長期の日本―少子高齢化を超えて;約束された道―模索する若者たち;几帳の向こう側から―変化する男女関係)
第5部 漂流(日本以外のアジア―歴史問題の呪縛;異常な国家―二人の総理大臣の挑戦)
第6部 津波のあとで(福島原発事故の余波―人災と脱原発;市民たち―新たなる社会の胎動;津波のあとで―復興へと歩む人々)
著者等紹介
ピリング,デイヴィッド[ピリング,デイヴィッド] [Pilling,David]
“フィナンシャル・タイムズ”紙(FT)のアフリカ編集長。2002年1月から08年8月まで同紙の東京支局長を務める。ケンブリッジ大学卒業。1990年よりFT紙記者。チリ、アルゼンチン特派員、製薬・バイオ関連産業担当、東京支局長、アジア編集長などをへて現職。アジアに関するコラムで、The Society of Publishers in Asia Award、英Editorial Intelligence Comment Awardなど受賞歴多数
仲達志[ナカタツシ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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