出版社内容情報
店頭での膨大な実地調査をもとに買い物客がつい買ってしまう仕組みを解き明かした名著
内容説明
「お店にいる時間が長いほどたくさん買う」「狭い売場で人に押されると買い物を諦める」「ベストセラーリストが大好き」―お客の購買行動を徹底的に観察してわかったヒトの習性。そこから導き出した瞠目のアドバイスで、スターバックスやＧＡＰなど数々のクライアントを第一線へと押し上げた著者が、商品化計画から陳列・販売促進にいたるまで、究極のノウハウを紹介する世界的ベストセラー。ネット時代に対応した新版。
目次
第１部 ショッピングの科学の誕生（こうして科学が生まれた；小売業者が知らないこと）
第２部 ショッピングのメカニズム（入口と移行ゾーン―ショッピングの始まり；手の問題の重要性 ほか）
第３部 ショッピングの統計的研究（男性と女性のショッピングの相違点；女性が小売店に求めるもの ほか）
第４部 ショッピングの力学（意思決定をつかさどる感覚的な要素；三つの要素 ほか）
第５部 ショッピングの文化（インターネット；ショッピングの科学、世界へ ほか）
著者等紹介
アンダーヒル，パコ［アンダーヒル，パコ］ ［Ｕｎｄｅｒｈｉｌｌ，Ｐａｃｏ］
マーケティング・コンサルタント会社エンバイロセル社の創業者およびＣＥＯ。２００２年にはエンバイロセルジャパンを設立し日本での事業を開始。博報堂とアドバイザー契約を結び、セミナーやコンサルテーションを積極的に行なっている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ～ 2件／全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はるき
41
お買い物が好きな人にはちと耳が痛いかも…売り手側の試行錯誤が面白いですが、行動を読まれているとしたらなんか嫌だな(笑)2017/11/25
ドン•マルロー
17
商業施設論を学ぶうえで参考的に読んだ。小売業のみならずあらゆるビジネスで活用できるノウハウが得られる本だ。しかしながら、買い手であるわれわれからすれば、本書によってある商品や店に触手を動かす人間心理を理解できたとしても、買い物の巧手に一歩近づけるわけではなく、それはいくらフロイトやユングの知識を深めたとしても、自分の夢や無意識を統制できないのと似ている。その制御不能なドライブ感みたいなものが夢の魅力であり、ショッピングの魅力でもある。要するに本書は散財の抑制には繋がらないという意味で、興味深い一冊である。2019/11/24
はるき
15
何度読んでも面白い。何故買ってしまうのか考察する本なんですが、語り口が上手過ぎて一種のエンタメとして楽しめます。 まあね、要するにさ、買い物ってたのしいんですよ(^_^;)気をつけなくちゃ。2023/01/27
はるき
15
少し前の本なので、ネット通販の凄まじさがやや範疇買い。でも、消費者心理を備に観察しているので大変興味深い。実店舗を中心に考察していますが、どんな形態でも工夫次第でもっと財布の紐を緩めれるかも（笑）。2022/07/24
はるき
13
爆買い動画とか番組を見てしまうそこの貴方！私の仲間ですね😂 語り口調が滑らかで、噺家の高座をみる気分。面白いです。2024/01/24
