出版社内容情報
アイルランド人宣教師とコンゴ人女性の間に生まれたサルヴォは英国情報部の依頼で秘密会議の通訳をするが、背後には巨大な陰謀が。
【目次】
内容説明
アイルランド人宣教師の父とコンゴ人の母を持つサルヴォ。イギリスの大学を卒業して一流の通訳になった彼は、イギリス情報部から秘密会議の通訳を依頼される。表向きはコンゴ民主共和国の平和を目的とした会議だったが、その裏には豊富な資源を狙う巨大な陰謀があった。それに気づいたサルヴォは、陰謀を阻止すべく行動を開始するが…。今も紛争が続くコンゴを舞台に、利権を貪る悪を糾弾する巨匠の傑作。
著者等紹介
ル・カレ,ジョン[ルカレ,ジョン] [le Carr´e,John]
1931年イギリスのドーセット州生まれ。オックスフォード大学卒業後、イートン校で教鞭をとる。東西冷戦期にイギリスの諜報機関MI5に入ったが、MI6に転属し、旧西ドイツのボンにイギリス大使館の二等書記官として赴任、その後ハンブルクの総領事館に勤務した。1961年に『死者にかかってきた電話』で小説家としてデビュー、第三作の『寒い国から帰ってきたスパイ』(1963年)でアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀長篇賞と英国推理作家協会(CWA)賞ゴールド・ダガー賞を受賞した。『スクールボーイ閣下』(以上早川書房刊)で1977年CWA賞ゴールド・ダガー賞受賞。1984年にはMWA賞の、1988年にはCWA賞の巨匠當に輝いている。2020年12月死去
加賀山卓朗[カガヤマタクロウ]
1962年生、東京大学法学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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