内容説明
レッスン、またレッスン…。バレリーナの一日はいそがしい!?夢をかなえてバレリーナになったモモコ。今日はモモコがはじめて主人公の王女役をおどる日です…。大人気絵本、待望の復刊。
著者等紹介
森山京[モリヤマミヤコ]
1929年東京都生まれ。広告会社でコピーライターとして活躍後、童話の創作をはじめる。『きいろいばけつ』『つりばしゆらゆら』などの「きつねのこ」シリーズ(あかね書房)で路傍の石幼少年文学賞、『あしたもよかった』(小峰書店)で小学館文学賞、『まねやのオイラ旅ねこ道中』(講談社)で野間児童文芸賞、『パンやのくまちゃん』(あかね書房)でひろすけ童話賞を受賞
黒井健[クロイケン]
1947年新潟県生まれ。新潟大学教育学部美術科卒業。会社勤務後フリーのイラストレーターとなる。雑誌「詩とメルヘン」に掲載した一連の作品で第9回サンリオ美術賞、『またたびトラベル』(学習研究社)で赤い鳥さし絵賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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kiisuke
33
森山京さんと黒井健さんの絵本。努力家バレリーナのモモコは、覚えが悪いから人一倍練習したり、太りやすいからデザートはガマンしたり…。容姿や才能に恵まれたライバルに対しても決して卑屈にならず努力を続けるモモコの姿に励まされ背中を押されるような気持ちになりました。私もがんばろ♬2015/10/17
anne@灯れ松明の火
21
黒井健さん原画展で知り、読んでみたくなり、シリーズ2冊まとめ借り。絵本というより、絵の多い児童書。田舎の小さな女の子だったモモコは、生まれて初めて観たバレエ「白鳥」にあこがれ、大都市のバレエスクールへ。50匹中最下位で入学したが、努力を重ねて卒業時には2番! 1番のマリエと一日交替で主役を踊ることに。モモコの地道な一日を描いているが、ところどころに、クスッとさせる描写。スイーツが大好きなのに、太るからと我慢する様子もいじらしく、かわいい。マリエとの仲の良さがとてもいい! 黒井さんの絵も優しくて、ほっこり。2024/08/27
たまきら
19
バレエと名がつく本はなんでも食い入るように読む娘さん。この本もヒットです。何が良いって、主役のモモコちゃんがすっごく努力家なんです。実は発表会のお稽古が始まりましてね、ほんわかしてたお稽古がいきなりピリピリモードになったんです。「たまきならできる!先生しんじてる!」と、初めて1か月強なのにお姉さんたちと一緒の組に回され、難しいやら怖いやらで号泣していた娘さん。ここまでさせるか?とムッとしてたら、2回目のレッスンで把握してしまい、3回目では「楽しい!」…先生お見それしました。やっぱ努力ってすごい!2016/04/19
花林糖
17
(図書館本)努力型のモモコの頑張る姿が素敵。天才型のライバルともお互いを認め合う良関係。ふんわりと読み心地の良いお話。2016/09/02
翔(かける)
12
大好きで大切な絵本。小さい頃読んでいた現物はもうなくなってしまいましたが、幸運なことに復刊された新品を購入することができました。私の憧れは、モモコの生活につまっています。モモコのような朝の過ごし方が私の理想なんだなと改めて思いました。クレープと聞くと木いちごのクレープを思い浮かべるのは、間違いなくこの絵本の影響です。2023/04/23