内容説明
海洋生物学者ヨハンソンは、一連の事態が起きた原因をようやく突き止めた。その衝撃的な仮説を証明するため、彼はアナワクやリー司令官らとともにヘリ空母USSインディペンデンスに乗り、グリーンランド海へと向かう。そこで彼らが目にした想像を絶する真実とは?そして深海で彼らを待ち受けていたYrr(イール)の正体とは何か?ドイツで二百万部超えの記録的ベストセラーとなった、驚異の海洋冒険サスペンス巨篇!
著者等紹介
シェッツィング,フランク[シェッツィング,フランク] [Sch¨atzing,Frank]
1957年、ドイツ、ケルン市の生まれ。大学ではコミュニケーション学を専攻し、卒業後は大手広告会社でクリエーターとなる。その後、ケルンで広告代理店と音楽プロダクションを設立。そのかたわら小説の執筆を始め、1995年に『黒のトイフェル』で作家デビュー。その後、次々とミステリや冒険サスペンスなどを発表し、好評を博す。2004年に発表した本書『深海のYrr』はドイツ国内だけで200万部を超う驚異的な売り上げを記録し、わが国でも大きな反響を巻き起こした
北川和代[キタガワカズヨ]
ドイツ文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タッキー
10
最終巻はオルカの襲撃という凄惨な場面から。サメとの闘いの描写も凄かった。終盤は目まぐるしくスピーディーに場面が切り替わりながらの緊迫感のある圧巻の展開ですごく面白かったです!それにしても主役級の登場人物が次から次に亡くなっていく壮絶な展開でしたが、魅力的な人物描写、海の世界の描写も素晴らしく、全4巻、あっという間で、面白かったです。2024/03/23
kuchen
9
第四巻。謎の生命体との攻防も、軍側で秘密裏に進めている策略も、ハラハラする場面の連続だった。多くの死があり、むなしさが残る。2024/12/21
voyager2
2
映像化されてるだけに常にここはどんな映像になってるか?を想像しながら4巻ついに読了。分子レベルのネットワークは目に見えないだけにそのさまざまに進化した機能を想像するも水の中でこんなことが可能か?との疑問が頭を去らない。それにしても主要なキャラの大半がこんなに報われないとは残念でもある。2023/05/25