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ミスランディア本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
180
面白かった!次々繰り出される米軍のしたたかな作戦に手こずり、思うように進めなくなったロシア軍。上巻で悪の大王の名を欲しいままにしたロシア軍は下巻でやられ役に。こういうカタルシスはどうかとも思いながら、やっぱり主人公が大活躍して敵をぶった切る場面は痛快だ。結局勝敗を決したのはポーランド女民兵と米軍の女性艦長、二人の女の大胆な決断だった。この二人無くして大勝利はあり得なかった?女、恐るべし。2020/09/02
KAZOO
120
後半の方がノンストップシネマのようで楽しめました。局地戦とはいうもののアフリカに核弾頭をロシア阿波は所有していきます。ヨーロッパ戦線では、思いもかけずポーランド民兵やフランス軍の反撃で最終的にはロシア政府は関与しない方向に行きます。またアフリカもロシア軍の大将が戦局をよく見極めて核兵器を使わずに撤退します。個人が結構活躍している感じで映画化すると面白いのでしょう。2020/12/22
猿吉君
69
細かい突っ込みどころは満載ながらパワーで読ませてしまうストーリー展開は流石、男女問わずかっこいい人がこれでもかと活躍します。①敵側にも切れ者を配置している、味方側にダメ人間がほとんどいないのがちょっとマイナス。②登場人物が多いから主人公のコナリーの出番が少ない。③あの人が死んじゃうの!と後半呆然。④ブメラーング装輪装甲車が大活躍、T14もガンガン出てくるので検索してどんななのか見てから読みました。⑤個人的MVPはラザールさんです。点数80/100→アポロさんのスピンオフお願いします、続編待ってます。2021/03/03
くたくた
59
圧巻はポーランドの反骨。大国にいいようにされてなるものか。米露の軽視を黙認すれば、国家の存続が危ぶまれる。弱小国だからこそ、過去の歴史から学ぶ。国内第4の都市を市街戦の戦場に設定し、犠牲という名の背水の陣を敷いて牙を剥くポーランドと慢心するロシア。戦争に勝つことはできなくても、局地をものにすることはできる。そしてそれが、全体の戦局を大きく変える。ロシアの最終目的がケニアのレアメタル鉱山だと知った米国はコナリーを現地に派遣。仏スパイを父にもつアポロもヨーロッパで戦ったのち、アフリカに転戦。役者がそろう。2021/10/02
Takashi Takeuchi
30
ヨーロッパで、アフリカで激しい戦闘が繰り広げられる。NATO軍、ロシア軍ともに魅力的なキャラクターたちを各戦地に配した群像劇となっているのが飽きずに読めるポイントかな。戦いの中心に賢く勇敢な女性兵士や女性艦長がいるのも現代的か。自分に兵器の知識があったらもっと楽しめただろう、残念。時間のある時に調べながら読み直そう。楽しみながらも読後ここまで悪として描かれ叩かれたロシアに同情も。それでも中国の台湾侵攻を描くであろう続編が出たら読みます。2020/10/05
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- 和書
- 老いること、死ぬこと