ハヤカワ文庫<br> ナイスヴィル〈2〉忍び寄る闇〈下〉

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ハヤカワ文庫
ナイスヴィル〈2〉忍び寄る闇〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 432p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150413712
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

不吉な影を宿す少年の正体は? そして町には次々と犯罪者たちが現われ事件が続発する

内容説明

不可解な消失事件から生還し、ニックとケイトの家に住むことになった少年レイニーの言動は、どことなく奇妙だった。事件前とはまるで別人のような振る舞いが増えたのだ。やがて、届けを偽造してずる休みをしていたレイニーを追った学校職員が失踪。そして彼が立ち寄っていた河岸を訪ねたケイトが目にしたものは?ナイスヴィルの町を覆う不吉な影がいよいよその姿を現しはじめる!注目のホラー三部作、いよいよ佳境。

著者等紹介

ストラウド,カーステン[ストラウド,カーステン] [Stroud,Carsten]
1946年カナダ生まれ。1983年にカナダのパトロール警官を描いたノンフィクションThe Blue Wallでデビューし、次いで1987年にニューヨーク市警殺人課を描いたClose Pursuitがベストセラーとなって注目を浴びた。その後1990年の『狙撃警官キーオウ』でフィクションに進出。同作でカナダ推理作家協会のアーサー・エリス賞処女長篇賞を受賞している。2012年に、初のホラー小説『ナイスヴィル影が消える町』を発表した

山中朝晶[ヤマナカトモアキ]
1970年北海道生、東京外国語大学外国語学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nuit@積読消化中

70
爽快に幕を閉じた第2部!後半、ようやくホラーらしさも出始めてきて、次なる第3部はホラーファンは期待していいんじゃないかと思われます!しかし、憎むべき悪党が実はこんないい奴だったのかと、ちょっと悪党に肩入れしてしまう場面もありつつ、人物設定の描き方がうまい。さて、手書きで起こした人物関係図を片手に完結篇の第3部へ突入です!2016/05/31

HANA

47
冒頭部分から銃撃戦。その後も裏社会の面々が集合したり、悪徳弁護士が蠢いたり、銀行強盗の真相が白日の下にさらされたりと現実の事件では派手な動きが目につく。一方超自然要素はあくまでひたひたと迫ってくる様子。そちらの方が動機や行動が画一的なのに対して、悪党のなんと生き生きと動いていることか。どいつもこいつも人でなしで粋で、何とも格好がいい。一方の主人公側も事件に翻弄しつつ、超自然要素に気付いていく。第三部はいよいよホラー要素が強くなってくるみたいだけど、その中で彼らがどういう風に動くのか、今から興味が尽きない。2017/07/05

siva

19
1の内容を結構忘れてましたが、読んでるうちに思い出せるようになっていた。1はミステリなの、なんなのー!?というところで終わったけれど2はホラー度がだんだん増してきます。でもホラーじゃない部分、サスペンスで十分成立してるのよね。悪役が魅力的。後半IT的な雰囲気が出て来て3への期待も高まる!早く読みたい!2016/01/21

chiseiok

18
ポーションの小さな前菜が何十個も続くコース料理を延々食べてる感じ。最初は中華だかフレンチだか良く分かんないし、悪くないけどけどちょっと淡白だなぁ、いやでも次品はなんだろうと、ゆるゆると妙に期待値が上がってゆく。そしていつの間にか味がくっきりしてきて、あれ?これ実はかなり美味いんじゃね?と遅ればせながらストラウド料理長の凄腕に気付く←今ココ(笑)。果たして第三部では絶品のメインディッシュにありつけるのか。今のところはホラー風味強いですが、それとはまた別にモンロー裁判長の放った啖呵がもう鮮烈、しびれました!2016/09/12

さといも

17
ホラー色も強くなってきて、他の事件も次々と動き出す。作者さんは警察官のノンフィクションを書いた人だけあって事件の描写もうまい。人間の思惑にハラハラ、事件にゾクゾク、虚無にゾワゾワ。楽しい。2019/01/24

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