出版社内容情報
現存する、紀元前のキロキティアの円筒式住居からル・コルビュジェによるサヴォア邸まで!気候に依存するヴァナキュラーな住宅やアメリカ入植者による建築様式が混在する住宅など、100の事例を用いて住宅の歴史や成り立ちを世界中の住宅を美しい写真と図解で紹介!
内容説明
知っておきたい世界の名作住宅100を一挙紹介!住まいの全史に迫る至極の名作が満載!人間はこれまでどんな家に住んできたか?世界39ヶ国の住宅100を写真とイラストで読み解く。全事例にイラスト解説つき!
目次
紀元前8000年‐
1世紀‐
10世紀‐
15世紀‐
17世紀‐
19世紀‐
20世紀‐
21世紀‐
著者等紹介
菊地尊也[キクチタツヤ]
1986年岩手県生まれ。現在、東北大学大学院博士後期課程、建築意匠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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あたびー
36
bc8000の三匹の子豚の藁の家みたいなのから始まって、現代に至る世界各国の住宅建築を紹介した本。時代が下ると主にデザイン性の追求に力が割かれて来たような印象を持つ。地球沸騰で災害が多発する現在、むしろ先史的な住宅の考え方を取り入れる必要があるような気がする。災害に強く、安価で、自然エネルギーを楽に利用できる家。そういう家が早く産まれると良い。2023/08/15
びっぐすとん
16
図書館本。図書館にて。古代の住居から世界各地の伝統家屋、名建築家による有名建築まで簡単に案内したもの。写真もあるし断面図もあるので、さらっと知るには分かりやすい。欲を言えば内部の写真も見たかった。今度借りだしてゆっくり読みたいな。『私のウチにはなんにもない』のゆるりまりさんはこういうゲルとかティピでも充分暮らせそうだ。ゲルの中でも「これは要らない」と捨て始めるかも😅2021/11/16
ぽけっとももんが
10
写真とイラストの併用がわかりやすい。とくに断面が描いてあるのはたいそうよろしいね。中身が全然想像できないような建物もあり、現代に近づくにつれ住み心地はいかがなものかと思うようなものも。わたしが惹かれるのは壮大華麗なお屋敷よりも、洞窟とか土で固めたとか、そういうプリミティブな家だった。モンゴルでゲルに泊まったけれども、あれはとても快適でした。2017/06/04
Gen Kato
4
ホントに先史時代と思しき草ぶき住宅からはじまるのが嬉しい。写真も美しくてページをめくっていると時間がたつのを忘れる一冊。自分的にはやはり中国や日本の住宅にいちばん惹かれます。中国の円形土楼すてき。伊根湾行ってみたいなあ。2017/09/14
kaz
3
紀元前8,000年頃の草葺住宅、移動式住宅から現代の建築まで、世界各地の住宅を紹介。構造や歴史的な経緯が簡潔にコメントされていて、素人にはわかりやすい。尤も、歴史だけでなく地理的にも多様な住宅が掲載されている分、ちょっと散漫にならざるを得ず、何がどう変わっていったのかというのはわかりにくかった。個人的には、現代のものよりも、少し昔の住宅の方が落ち着く。 2017/05/15
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