出版社内容情報
凄腕の暗殺者が引き受けた仕事の裏に驚愕の陰謀が。『パーフェクト・ハンター』の続篇
内容説明
銃声がゆっくりと薄れていく。プロの暗殺者ヴィクターは、男の体が視界から消えるのを確認し、スコープから目を離した…ヴィクターはCIAからの暗殺の仕事を引き受けることになった。CIAには返さなければならない借りがあったのだ。ヴィクターは、続いて新たな暗殺を依頼され、鮮やかな手ぎわで成功させる。だが、彼には知る由もなかった―背後でCIAが巧妙かつ大がかりな陰謀を密かに進行させていたことを。一匹狼のプロの暗殺者を予期せぬ危機が襲う。シリーズ第2作。
著者等紹介
ウッド,トム[ウッド,トム] [Wood,Tom]
英国スタッフォードシャーのバートン・アポン・トレントで生まれる。書店員、清掃員、工場労働者、スーパーマーケットのレジ係など、さまざまな職業に就いていたが、2010年に処女作である、プロの暗殺者ヴィクターを主人公にした『パーフェクト・ハンター』を発表、「ニューヨーカー」「パブリッシャーズ・ウィークリー」などで絶賛された。現在はロンドンで暮らしている
熊谷千寿[クマガイチトシ]
1968年生、東京外国語大学外国語学部英米語学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ずっきん
71
面白いのはわかっていたさ。だがしかし、なんてこったい。一行目から悶えて痺れるほどのカッコよさ。前作でフリーランスからCIAのアセットとなってしまったヴィクター。各国諜報部、ギャング、武器商人が入り乱れる中で、飼い主への不信もあらわにクールに舞う暗殺者のお仕事小説。ジェントリーもいいけどヴィクターもね♡ あーあ、残りあと1冊かあ。。。2020/01/13
猿吉君
49
ヴィクター2作目、これで終わりとはもったいなさすぎる。 感想は下巻に記載します。2020/11/24
RIN
37
『パーフェクト・ハンター』の続編。フリーランスの殺し屋・ヴィクターがとある国の雇われ殺し屋になっての第2弾。殺し屋はやっぱりフリーランスの立場でいずれの国や政府機関にも忠誠という拘束を受けない方がカッコいい。今のところ、上巻は淡々と命じられた殺しを実行するヴィクターの鬱屈が重たい。下巻でどう展開するか楽しみ。2017/04/29
Small World
33
某グレイマンのシリーズと違って、2作しか刊行されてないんで、手に取るのをためらっていたのですが、暗殺者ヴィクターシリーズNo.2を読み始めました。登場する組織が多くて入り乱れた戦闘になるのが、このシリーズの特徴ですかね。敵がはっきりしないまま下巻に突入です。2019/02/03
KAZOO
33
「パーフェクトハンター」を読んでこの本も読んでみました。前作からの続きで武器商人やギャングなどが入り混じっての打ち合いの混戦状態でノンストップミステリーです。ゴルゴ13よりも人間的でそんなに強くないのですが生き延びていきます。結構興味をひかれたのは、分析力やふん装などについての描写がかなり細かく書かれているので面白いと感じました。2014/09/22