内容説明
沈黙したジャンボ機の四人の生存者は事件の記憶を失っていたものの、たちまち快復する。だが、自宅に戻った彼らに異変が起こり、イーフリアムらの懸命の努力もむなしく、禍々しい悪疫が街を襲う。ルーマニア生まれの老質店主、セトラキアン教授は、若き日の恐怖の体験とその後の生涯をかけた研究の内容をイーフリアムに告げ、協力を要請するが…。全米ベストセラーの傑作ノンストップ・サスペンス。
著者等紹介
デル・トロ,ギレルモ[デルトロ,ギレルモ][Del Toro,Guillermo]
1964年、メキシコ生まれ。特殊メイク界から映画監督へ転身、メキシコ映画「クロノス」(’93)で監督デビュー。その後「ミミック」(’97)「ブレイド2」(’02)などでハリウッドでの名声を高め、2006年にはデル・トロ版「千と千尋の神隠し」と評された「パンズ・ラビリンス」でアカデミー賞三部門に輝いた
ホーガン,チャック[ホーガン,チャック][Hogan,Chuck]
1995年、若くして書いた初長篇『人質』でディーン・クーンツに絶賛され、劇的なデビューを果たす。以降、巧みなプロットで読ませるサスペンスの傑作を次々発表している
大森望[オオモリノゾミ]
1961年生、京都大学文学部卒、翻訳家・書評家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
goro@the_booby
49
3部作の「序」にあたるのでしょうかねまだまだラスボスは遠そうですがデルトロ版ドラキュラ楽しめました。ゾンビ同様弱点はあそこですな。2018/04/23
nuit@積読消化中
38
ドラマとの違いも楽しみつつ、第一部読了。役者が揃ったようで、物語はこれから!「ウォーキング・デッド」のダリルと立ち位置とキャラが被る害獣駆除フェットの活躍に注目w!2015/12/29
翔亀
30
【コロナ32-2】(上巻から続く)本書の後半は、もっぱら世界支配を企むヴァンパイア族と、それを阻む人類(というかCDCの二人+α)の戦いが続き、ヴァンパイアは銀や日光が苦手というお約束も継承する。ウイルス説はどこかに吹っ飛んでしまう。それはそれでいいのだ。ブラム・ストーカー以来のヴァンパイアものって大好き(だった)のだ。一つのジャンルとしてヴァンパイアものが大好きなのは、人類とは別系統の種族が、人類と別の歴史を辿ってきたという<裏世界史>が必ず提示されるからだ。本書は三部作の導入部でしかないので、↓ 2020/07/25
さといも
22
まだ序章なんだろうけど、とても面白い。到着した飛行機、乗客乗員はほとんど死亡していた。死者は蘇り、生き残った者たちも次々に変容していく…人間vsヴァンパイヤ。ヴァンパイヤがあまり好きではない私(なんだか綺麗過ぎて好きでは無かった)しかしこの作品のヴァンパイヤは違う。血は吸うんだけど日光も苦手で、でも綺麗すぎない、グロい。そんなヴァンパイヤと戦う人間の方も色々問題抱えてたりして(良くありそうな設定だけど)そっちも気にしちゃったりしてどんどん読めてしまう。3部作の1部なので次の2部にいきます。楽しみ。2018/07/27
Dai(ダイ)
20
上巻の感想で、ブレイド3のような…と書いてが、この作者、なんと、ブレイド2の監督であったか!てなわけで長い長い序章が終わり、本格的な戦いの幕開けか。2016/01/29