感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
geshi
29
計画実行の部分よりもその前段階や背景の描写の方が濃い印象。途方もない思い付きからの計画立案・スパイによる情報収集・イギリス人に擬した兵士の先入、経緯をすべて描き関わった人々を余すところなく見せようとしていて群像劇っぽい。前半は総花的になっていて気持ちが乗りにくかったのは事実。しかしクライマックスではそれぞれの思いがぶつかり合い、うねりを帯びて展開を予想させない。手に汗握る戦闘により散っていく兵士たちの見せ場づくりがうまいし、只管に目的を遂げようとする軍事としての姿は尊く思える。2017/07/21
Panzer Leader
27
[第75回海外作品読書会]一体何度再読したことか、憶えていない位。それでもラスト近くになると泣けてしまう。自分の中では永遠のナンバーワン小説。2016/12/05
nob
10
密命のもと結集した、落下傘部隊をはじめとするドイツ軍精鋭。彼らのミッションは、イギリス本土に密かに降下しチャーチルを拉致するという驚くべき計画。戦争映画を見ているような迫力ある描写もさることながら、敵味方も善悪も超えて、彼らの友情と誇り高い行動に胸が熱くなる。更に驚くべきは、この物語の50%は事実に基づいているということなのだが…どれが事実か、詮索するのは野暮だろう。2018/04/30
たなかはん
2
30数年ぶりの再読。2次大戦中のチャーチル誘拐を目論んだドイツ軍の工作を描いた小説。 もう内容を忘れていたけれど、あの当時は翻訳物ばかり読んでいて、楽しく読んだ記憶があった。最近翻訳物を余り読みつけなくて、話は面白いのだけれど登場人物が頭に入って来にくかった。 2021/07/19
kanamori
2
☆☆☆☆★2012/01/03