出版社内容情報
公儀の敵を始末する、陰仕えという己の非情さに煩悶する紋四郎。その役割をめぐり恐ろしい陰謀が巻き起こる! シリーズ第2作。
内容説明
幕府の敵を成敗する。“陰仕え”として密命に従い、紋四郎は友を己の手で斬った。激しい後悔に苛まれるなか、次の命はかつての同門の兄弟子を斬れというものだった。この苦悩の極み、愛妻さくらに吐露することも叶わない。そのさくらは生来の好奇心が昂じて「難題相談所」を開くが、ある殺しの下手人に迫り、その身を狙われる。さらに紋四郎は何者かの奸計にはめられ、夫婦ともに危難の渦に…おしどり夫婦の命運は?
著者等紹介
冬月剣太郎[フユツキケンタロウ]
1954年、東京生まれ。タイのバンコク育ち。さまざまなペンネームにて創作活動を行なってきたが、2019年、冬月剣太郎のペンネームで、美食家にして愛妻家の石川紋四郎を主人公にしたシリーズ第1作『陰仕え 石川紋四郎』を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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