ハヤカワ文庫JA<br> 日本SF傑作選〈5〉光瀬龍―スペース・マン/東キャナル文書

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ハヤカワ文庫JA
日本SF傑作選〈5〉光瀬龍―スペース・マン/東キャナル文書

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  • サイズ 文庫判/ページ数 768p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150313258
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「無の障壁」「勇者還る」など初期宇宙SFの傑作から「アマゾン砂漠」「火星人の道」など東キャナル市連作まで全15篇を収録。

光瀬 龍[ミツセ リュウ]
著・文・その他

日下 三蔵[クサカ サンゾウ]
編集

内容説明

現代日本SF第一世代作家6人の傑作選を日下三蔵の編集により刊行するシリーズ。第5弾は、オールタイム・ベスト長篇『百億の昼と千億の夜』などの未来叙事詩で知られる光瀬龍。「無の障壁」「勇者還る」「異境」など、無常観あふれる宇宙におけるスペース・マンたちの悲哀と誇りを描く初期宇宙SF群、代表作“宇宙年代記”シリーズと世界観を同じくする「東キャナル文書」「アマゾン砂漠」「火星人の道」連作など、全15篇の珠玉作を収録する。

著者等紹介

光瀬龍[ミツセリュウ]
1928年、東京生まれ。本名・飯塚喜美雄。東京教育大学理学部および同文学部哲学科卒後、中学や高校で理科の教師を務める。60年、SF同人誌“宇宙塵”に発表したショート・ショート「同業者」が“ヒッチコック・マガジン日本版”に転載されてデビュー。62年、「晴の海一九七九年」を“SFマガジン”に発表して本格的に活動を開始する。1999年7月7日没。没後、その功績に対して第20回日本SF大賞特別賞が贈られた

日下三蔵[クサカサンゾウ]
ミステリ・SF評論家、フリー編集者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐうぐう

27
日本SF第一世代の作家6人の傑作選として刊行がスタートした『日本SF傑作選』。第5巻は光瀬龍。読んでいて、少し物足りない感じがするのは、光瀬龍がやはり長編の作家だからだろう。歴史小説のような醍醐味と、哲学書のような高度な思想性が、光瀬SFの個性だ。その個性が、短編ではやや出にくい。しかし、第三部に収録されている「東キャナル文書」から始まる連作は、独立した作品が連なることで壮大な歴史を感じさせ、光瀬龍のSFの凄みを充分に放っている。(つづく)2018/04/24

ぜんこう

21
光瀬龍さんの作品は長編(「たそがれに還る」「百億の昼と千億の夜」)しか読んだことなかったので短編は新鮮でした。僕が読んだ長編ほど難しくないし(^^;) 火星の東キャナル市が出てくるものが何作かあったけど、火星人が滅んでいるのはブラッドベリと同じやし、どことなく似ているようやけど、光瀬さんには光瀬さんの火星が存在してました。 いつもながらこのシリーズ、2~3冊分の分量は文庫にしては重いし、なかなか終わりが近づいてこないし、疲れました(-_-;)2018/11/24

ヒダン

14
2冊半分の短編が詰め込まれた傑作選。「スペース・マン」と「東キャナル文書」の2シリーズをしっかり楽しめる。ちっぽけな人間と対峙する無限の宇宙の強大さ、SFらしいアイデアやスペース・マンの誇りと絆もいいが、「スペース・マン」シリーズはそこに圧倒される。「決闘」は変化球だけど決闘の仕方も巻き返しも印象的。後半は宇宙開発の勢いが衰えた火星が舞台。火星人にまつわる伝説を巡って、時代を越えて4つの中編が展開される。退役スペース・マンの枯れたロマンは古代史のそれのよう。想像上の火星の情景がなぜかくっきりと思い浮かぶ。2018/05/26

mahiro

12
久しぶりで光瀬龍作品を読んだ、人類の歴史そのものまで砂粒の一つのように押し流して行く広大で無情な宇宙の中であがき続け生の証しを求めるスペース・マン達、一時の繁栄のあと忘れ去られて行く火星の東キャナル市、昔その世界に浸って読んだシリーズの短編集。今読んで見ると結構古さを感じるアイテムや言い回しもあるがチャンやハサウェイ、リー・ミンなど光瀬さんがよく使ったキャラクターの名前も懐かしい。やはり光瀬作品は宇宙物がいいなあ、分厚さも気にならなかった・・『カナン5100年』でも探してみよう。 2018/08/13

てら

4
『百億の昼と千億の夜』以来の光瀬龍。このシリーズの例により、入門に最適の一冊。荒野を驀進していく小松・筒井の両巨人とは別に、その荒野の片隅にひっそり咲く花を描いているような、詩情あふれるSF作家、というのが今の私の光瀬龍観であります。あと「スペース・マン」という言葉に哀感を覚えるようになりました。2018/05/19

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