出版社内容情報
命あるものは,いつか必ずその生涯を終えます。同じように,地球や太陽も,やがて寿命をむかえます。
無数の星々で構成される銀河,さらにはブラックホールも永遠ではありません。そして遠い将来,宇宙も終わりをむかえると考えられています。
宇宙の終焉については,さまざまなシナリオが考えられています。「ほとんど空っぽになって終わる」「1点に収縮してつぶれて終わる」など,私たちの想像をこえるものばかりです。宇宙の突然死も,確率は非常に低いけれど,否定できないといいます。一方で,「宇宙は生まれ変わっている」という説もあります。
この本は,最新の科学をもとに予想される「宇宙の終わり」を,気が遠くなるほど壮大な時系列で紹介していきます。はるか未来の宇宙の最期にせまっていきましょう!
内容説明
無から生まれ無にかえるか、最新科学が解き明かす宇宙の壮絶な最期。
目次
1 太陽系の終わり(太陽系は46億年前につくられた;20億年後、太陽は1.2培の明るさに ほか)
2 銀河の終わり(二つの銀河は衝突し、一つまとまる;光の「ドップラー効果」が銀河衝突の根拠に ほか)
3 宇宙の死と再生(宇宙の未来を決める「ダークエネルギー」;ダークエネルギーの不思議な性質 ほか)
4 可能性ゼロではない宇宙の突然死(あらゆる物体が消滅する真空崩壊;真空のエネルギーが真空崩壊のかぎをにぎる ほか)
5 宇宙の未来を占う最新研究(陽子崩壊を検出するための巨大装置;超新星爆発の観測で宇宙膨張の歴史をあばく ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
toshi
8
過去のニュートンの記事をまとめたもの。 ニュートン、その他で読んで知識として持っていた内容だけど、知らなかったことも・・・。 真空崩壊という概念ははじめて知りました。 分かり易く纏められているし、イラストも良くできていて興味ある人にはお勧め。2023/07/29
ペカソ・チャルマンチャイ
3
同じニュートン編集部が出している、やさしくわかるシリーズの同名の本があるのが紛らわしそう。そちらと比べると、絵が豊富(というか、全編絵)でこちらの方が一見分かりやすそうだけど、実は逆でこちらの方が難しい。宇宙本の入門書ではない。2023/10/04
dahatake
0
2023年7月発行の書籍ということと、ムック本ということで、最新の宇宙の研究についてちしきのすくない人でもわかりやすく、なぜそう考えられているのか?が、説明されている。ダークエネルギーの解明で、シナリオが大きく変わることも。変数のように。2025/03/26
モヵ
0
絵があってよき。2023/12/01