内容説明
近年の教育の混迷は「優秀な人材の育成」を阻み、このままでは「人材の枯渇」も社会的大問題になりかねない。そのなかで、子どもたちが社会的成功をおさめ、幸せな人生を送るために何が最も必要なのか?そのカギは幼少期におけるほんのひと工夫、そして「脳のオペレーティング・システム」HQに隠されていた。
目次
1章 脳とニューロンの本質
2章 脳の発達と臨界期
3章 多重知能とその育成
4章 人間性知能「HQ」
5章 脳育成の中心「HQ」
6章 拡がるHQ障害症候群
著者等紹介
澤口俊之[サワグチトシユキ]
1959年、東京都に生まれる。人間性脳科学研究所所長。理学博士。1982年、北海道大学理学部生物学科卒業。1987年、京都大学大学院理学研究科動物学専攻博士課程修了。エール大学医学部神経生物学科リサーチフェロー、1991年、京都大学霊長類研究所助手、北海道大学大学院医学研究科教授などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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うっきー
6
人間らしさという機能や、脳の発達過程の幼少期の重要さについては、わかりやすく分析されていたのですが、育つ環境を提供する側の我々親が、子供たちの人間らしさを効果的に伸ばすためのエッセンスがもう少し欲しかったです。2015/09/10
Akio Kudo
0
★★★★ 面白く楽しく読めた。あの澤口先生の書いた本であり、少し難解だが、勉強になる。2019/05/02
おかみつる
0
より論文に近い内容 主張している内容は変わっていない そしてその対策もかわっていない あとは読み手に取ってどれが読みやすく心にささったかということか