内容説明
ジョイン・カクテルとは、記憶や感覚を共有しながらのセックスが可能になる飲み物だ。エミリーという少女とプレイし、彼女の記憶をのぞいてしまった男の心情を描いた表題作、敵の心を読むことのできる特殊技能兵が、戦場でサイコティックな恐怖を体験する「逝きし者」、戦闘訓練シミュレータに入っていた警官の不可解な死の謎にせまる「過去を殺した男」など、人間の記憶と意識のありようを鋭く描き出した物語、全14篇。
著者等紹介
谷甲州[タニコウシュウ]
1951年兵庫県伊丹市生まれ。大阪工業大学土木工学科を卒業後、建設会社に勤務。退社後は、青年海外協力隊(ネパール)に参加する。その間に創作を開始し、1979年「奇想天外」誌でデビュー。広報誌の編集、国際協力事業団の派遣専門家(フィリピン)などを経たのち、執筆活動に専念。1996年『白き嶺の男』で第15回新田次郎文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぶっくlover
8
SFの短編集です。宇宙物はありません。仮想現実とか、人の考えが読めちゃう探偵とか、だいぶエロチックなのとか、近未来的なのとか、色々です。 書かれたのは30年位前なのに、仮想現実物は今読んでも遜色がなかったです。2020/04/05
けいちゃっぷ
3
記憶に残らん2008/01/19
ていおう
0
良かった。2017/08/02
ささぴょん3
0
短編集。おもしろくはあった。一番印象に残ったのは「子供たちのカーニバル」かな。2011/11/13
まなな
0
意外なかんじ 心理系の短編集 最初のは心理ミステリーみたいで面白い2011/07/29