ハヤカワ文庫<br> SFマガジン・セレクション〈1986〉

ハヤカワ文庫
SFマガジン・セレクション〈1986〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 362p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150302399
  • NDC分類 913.68

内容説明

地球の航空宇宙と外惑星連合の緊張がたかまる中、火星の地上基地・火星鉄道一九が攻撃を受けようとしていた。水素燃料や重水素の原料となる、火星のありあまるほどある氷目あての外惑星連合の奇襲だ。迎え撃つ航空宇宙軍の秘策とは…。谷甲州の「火星鉄道一九」、異星人の地球侵略によって、ただ一人生き残った人類と異星人の子供の交流を描く梶尾真治の「“ヒト”はかつて尼那を…」、栗本薫がふたたび滅びゆくものたちの姿を語る「滅びの風2」など、1986年のS‐Fマガジン誌掲載作品の中から9短篇を収録する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tanaka9999

8
1987(昭和62)年発行、早川書房のハヤカワ文庫。9編。SF集だそうです。いえ、内容はSFです。今でも通用するような内容なんだろうとは思いますが、なんとも言えず印象が薄いです。草上仁『こちらITT』軽快にすすむ、比較的重い作品が多い中では少し異質、私はこちらが好み。栗本薫『滅びの風2』滅びの風は表題作の単行本があるので知っていましたが、続編があるとは。いつ滅びが来るか、その予感はありつつも実はそこに滅びは潜んでいる。2024/02/17

酔花

4
平均的な作品が並ぶアンソロジー。大原まり子「イド島のラフレシアたち」と森下仁志「土星の輪の下で」が本作の中では楽しめた。前者は自立型ネットワークが至る所に敷衍し、社会構造すらその中に取り込んでしまった時代の物語。鮮やかな色で彩られた描写と、病的狂気と幼弱さを含んだ心情の発露が特徴的。後者はヤツアシ(=クモ型ロボット)が飛び交うテティスが舞台。医者としてテティスの療養施設に赴任した主人公は、重症の患者を処置せずに積極的に死に追いやる先輩医師に反発し、施設を飛び出す。だがその処置には意外な理由がという話。2015/02/20

記憶喪失した男

0
85年だけ読んでない。あまり面白いのはなかった。

1977年から

0
1987年

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