内容説明
クジラ、ハクビシン、イヌ、卵…人類はみんな食べてきた。
目次
1章 ヒツジの「卵」とクジラの「玉」(アメリカザリガニ料理;誰がスパゲティにタバスコをかけたのか ほか)
2章 われわれは文化を食べている(ビトロンvs.生卵;腹を切るか首を切るか ほか)
3章 “ゲテモノ”は存在しない(ネコ肉屋とイヌ肉屋;「ももんじ」「野味」)
4章 わが未完の雑食リストから(ヤシガニの次は「アネモナ」だ;幻の「ドジョウ地獄」を探して)
著者等紹介
周達生[シュウタッセイ]
1931年、神戸市に生まれる。国立民族学博物館名誉教授
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感想・レビュー
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Humbaba
9
何を食べるのかというのは,文化によって大きく異る.他者の食べるものを見て野蛮であるなどと評価するのは間違っている.自分が食べるかどうかはともかくとして,他者の行動をそれによって阻害してはいけない.2013/05/02
あや
2
「食は文化でありゲテモノ食は存在しない」という教義のもと、主に東アジア・イスラム・欧米を比較しつつ、羊食・鯨食・犬猫食・熊掌などを語る。面白かったのはドジョウと豆腐を加熱する地獄鍋が実現可能か否かの考察。漫画か何かで存在は知っていたが、研究者界隈でも有名であり再現しようとした人が何にもいたというのがシュール(実現性は限りなく疑わしいが悪魔の証明なので絶対に無理だとも言い切れないらしい)2022/06/22
mari
1
恐ろしいほどのゲテモノ料理のオンパレード。著者は文化だから、ゲテモノと呼ぶことには断固反対!失礼だ!と言う。まあわかるけど…。言うのもはばかれるが、便汁料理というのがある!読んで字の如く〜これ以上は言えません(笑)2010/06/20
Keiji Seo
0
まさに、あれもこれも食べたみたい。いやはや。2011/09/23