内容説明
父亡き後、叔父の罪を暴くため英国から遠くハイチをめざす人形使いシャンダニャック。だが到着を前に船は海賊に襲われ、彼は一味に加えられる。その上“黒ひげ”サッチと大学教授ハーウッド、彼の娘ベスらと“生命の泉”探索にでることに。フロリダ奥地を巡るその旅は、ゾンビ、精霊、ブードゥーの秘儀など驚異に彩られていた…18世紀カリブ海で史実と幻想が交錯する傑作歴史ホラー・ファンタジイ。
著者等紹介
パワーズ,ティム[パワーズ,ティム][Powers,Tim]
1952年ニューヨーク州バッファロー生まれ。カリフォルニア州立大学フラトン校で英文学を学び、1979年にデビュー。1983年に発表した『アヌビスの門』でP・K・ディック記念賞受賞など五冠、1989年の『石の夢』でミソピーイク賞など三冠。さらに1992年のLast Call、2000年のDeclareで二度にわたり世界幻想文学大賞を受賞するなど、多くのSF/ファンタジイ文学賞を受賞している。作品には、歴史上の事実を背景に、超現実的な要素がじつは関係していたという設定の物語が多い
中村融[ナカムラトオル]
1960年生、1984年中央大学法学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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レンズマン
1
原作と映画がこれほどストーリーが異なるのはある意味すごい。黒ひげは出てくるが泉は最終目的地じゃないし。2012/06/13
みずぜろ
0
読んだぞー!2011/08/17
冬馬
0
最初は読みにくかったけど、登場人物たちの描写が重なるうちに引き込まれた シャンディを支え導き続けるデイヴィスが終始かっこいい(*´д`*)2011/04/29
sunbuta
0
ティム・パワーズは「アヌビスの門」がすごく好きなんですが、これもなかなか。 ただちょっと展開が複雑だったかな… たぶん某ディズニー映画の方ではもっと単純化されたストーリー展開になるんでしょうねw 個人的にはジャックより、フィルのキャラクターが良かった。 少したって落ち着いたら再読したいです。2011/04/16