出版社内容情報
【目次】
内容説明
復活した華夏の皇帝・秦政の皇后となった則天は、愛する世民と易之から引き離され、皇帝と神に従うよう命じられる。不要とみなせば、秦政はすぐにも則天を殺すはず。だがいま、皇帝と彼女は一つの共通の目標をもっている…それは神を倒すこと。強大な神に悟られぬよう、秘密裡に神殺しの計画を練ることに。しかし則天を予期せぬ裏切りが待ち構えていた！？古代中国史×変形戦闘メカの傑作アクションＳＦ、待望の第２部！
著者等紹介
ジャオ，シーラン・ジェイ［ジャオ，シーランジェイ］ ［Ｚｈａｏ，Ｘｉｒａｎ Ｊａｙ］
作家、ユーチューバー。中国出身、幼少期にカナダ・バンクーバーに移住した。サイモン・フレーザー大学で生化学を学び、卒業後の２０２１年にデビュー作『鋼鉄紅女』（ハヤカワ文庫ＳＦ）を発表。ニューヨークタイムズ・ベストセラー・リストで１位になり、英国ＳＦ協会賞若年読者部門を受賞、ネビュラ賞・ローカス賞・ロードスター賞などの候補にもあがった。第２長篇のＺａｃｈａｒｙ Ｙｉｎｇ ａｎｄ ｔｈｅ Ｄｒａｇｏｎ Ｅｍｐｅｒｏｒ（２０２２）は中国風ファンタジイ児童書。２０２４年にはアスタウンディング新人賞を受賞した。同年発表された本書『天空龍機 鋼鉄紅女２』は第３作で、カナダのＳＦ賞のオーロラ賞ＹＡ部門を受賞している
中原尚哉［ナカハラナオヤ］
１９６４年生、１９８７年東京都立大学人文学部英米文学科卒、英米文学翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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さとうしん
6
世紀の奇書、待望のというかまさかの第2弾。蘇った始皇帝に易之の裏切り、李世民の行方、そして舞台は華夏を飛び出し神々の世界へ。登場人物の名前と設定のマッチのキレは相変わらず（狄仁傑が宦官にされているのには笑ってしまったが）、そして始皇帝の政治思想や政策がまんま社会主義のそれであることはどう評価すべきだろうか？おそらく完結編になるであろう第3弾にも期待したい。2025/11/12
