出版社内容情報
失業して連れていかれたのは、巨大怪獣が暮らす並行世界の地球!? 怪獣を調査・保護する秘密組織に加わったジェイミーに迫る危機
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
塩崎ツトム
14
「怪獣総進撃」、ぼくも超大好き。多分子供の時に一番たくさん観たゴジラ映画なんじゃなかろうか。……ところで怪獣の味は?2025/09/09
hisa_NAO
6
2023ローカス賞、2024星雲賞の長編小説。流石の面白さ・完成度。 職を失いフードデリバリーで糊口を凌ぐ主人公。スカウトされた仕事は、怪獣保護協会! ”怪獣”~そう、恐竜でもドラゴンでも無い、まごうなき日本発の怪獣~の驚くべき生態と環境。へこたれない主人公と愉快な協会の仲間たち。嫌になる悪役金持ちクズ野郎。 センス・オブ・ワンダーに飽きさせない物語。 「これは、ポップソングだ。軽快でキャッチーな~聴き終えたあとは、できれば笑顔で一日を過ごしたい。」 いやー、とても楽しい読書でしたー2025/09/09
みずけろ
6
めちゃくちゃ面白かった!!冒頭の予防接種のくだりからKPSメンバー同士のやりとりももう弾むような会話が楽しくて、突飛なSF設定と合わさってノリがよくするする読める。物語展開にあれこれ都合いいなあ~!と文句をつけることもできるが、それは野暮というもの。面白ければいいのである。あと、なによりゴジラ愛がある。2025/08/12
瀬々
5
面白かったー!という感想が最初に浮かぶ物語でした。怪獣愛にあふれていて、何かを熱心に好きな人が紡ぐ物語って最高に面白いんだよな〜という感想です。主人公ジェイミーの性別謎だな?と思いながら読んでいたのですが、訳者が我々に委ねているようで、想像の余地があって面白いです。まあ巨大な怪獣の前では人間の性別なんてちっぽけなものかもしれません。2025/09/14
オイコラ
5
楽しい!怪獣映画などに詳しいわけではないので触れられているネタが全部分かるわけではないけど、登場人物のやり取りやKPSの日々だけで楽しい。怪獣がその最期によく爆発するわけもわかったし。自分なら最初の基地までの通路の虫でトラウマになりそうだし、それが大丈夫でもヤシガニの洗礼を受けたら立ち直れないだろうからKPSに就職なんて絶対嫌だけど、それでもKPSで働くということにちょっと気を惹かれてしまう。2025/09/09