出版社内容情報
歴史研究家マデリーンは恩師の紹介でセント・メアリー歴史研究所に就職する。だがそこでは実際にタイムトラベルが行われており!?
内容説明
歴史学者の卵マックスは、恩師からセント・メアリー歴史学研究所での勤務を紹介される。普通の研究所と思いきや、じつはここでは実際にタイムトラベルをしながら歴史的事件を調査していたのだ!研修を経て研究所の一員となったマックスだが、白亜紀から第一次大戦下にいたるまでの任務はハードかつ凄惨を極める。そして研究所を揺るがす陰謀までがあきらかになり!?大人気タイムトラベルシリーズ開幕篇。
著者等紹介
テイラー,ジョディ[テイラー,ジョディ] [Taylor,Jodi]
英国、ブリストル生まれ。州議会の図書館員として勤務したのち、『歴史は不運の繰り返し セント・メアリー歴史学研究所報告』を電子書籍によるセルフ・パブリッシングで刊行。6万ダウンロード以上の大ヒットとなり、アクセント・プレスから書籍版が刊行、これまでにAmazon.co.ukで星5つのレビューが1000以上つくベストセラーとなった。現在グロスターシャー州在住
田辺千幸[タナベチユキ]
ロンドン大学社会心理学科卒、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MICK KICHI
70
タイムトラベルを利用し歴史を研究するセント・メアリーのラボに採用された主人公マックス。小柄で赤毛、バイタリティに溢れて魅力的な彼女に次々訪れるトラブルを創意工夫とメンタリティで乗り越えて行くストーリー展開はキャラの良さもあり、グイグイ引き込まれる。ポッドというタイムマシンを使い原始時代に降り立つ場面は視覚的に美しく感動的。彼女が仲間の犠牲や敵対組織の妨害の中、悪戦苦闘の果てにたどり着いた<歴史>に対するある発見が従来の視点と異なり興味深い。英国でベストセラーシリーズとなったのも肯ける。次作にも大いに期待。2020/09/22
どんぐり
40
舞台となるセント・メアリー歴史学研究所ではタイムトラベルをしながら歴史世界を歴史家自身の目で観察し調査している。 主人公マックスは厳しい訓練の末に研究所の一員となるが、彼女をはじめとしたクセの強い研究所メンバーの身には次々にアクシデントが起こる。まさに不運の繰り返し! そして、ひとつの"松ぼっくり"が大きく世界を揺るがす大発見に繋がり、ラストは怒涛の展開を迎える!!飽きずにワクワクしながら読めた。次作はどんな歴史を調査するのだろうか。2020/09/27
あさうみ
33
面白かった!タイムトラベルから歴史を調査していく…なんだか楽しそうな冒険になりそう!?結構がっつりロマンスも入ってくるね!と思いきや、意外にもぼろぼろ人が…死んでいく…。それに陰謀からの怒涛の展開。まだまだ話は始まったばかり…!次も読みたい、訳出されればいいなあ。。2020/10/04
Atsushi Kobayashi
25
いわゆる時間ものSFと理解して買ったのですが、SFを突き詰めるのではなく、ドタバタ系でした。それだけ一般的になった、ということでしょうか? ちょっと自分の好みとは違ってました、翻訳者あとがきを先に読むべきでした。2020/11/11
小太郎
19
欧米でベストセラーになってシリーズ11巻も出ているし。大好きな時間物だし、と期待して読みました。主人公マックスは歴史学者の卵,就職したセント・メアリー歴史研究所はなんとタイムトラベルをしながら歴史事件の研究をしている秘密機関だった。まあ出足はそれなり、文章も読みやすいし次々と事件が起きて波乱万丈の物語?です。ただ時間物とはいってもかなりご都合主事の枷の甘い設定。おいおいと突込み処満載、どちらかと言えばファンタジー寄りの展開。こう言うSF好きな人もいるとは思うけど自分的にはイマイチ感の漂う作品でした。2021/09/11
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