出版社内容情報
北の大地を巡る、珠玉の旅情短編集。函館本線の線路脇で、元刑事の川島が絞殺死体となって発見された。川島を尊敬していた十津川警部は、地道な捜査の末に容疑者を特定する。しかし、その容疑者には完璧なアリバイがあり…!? 傑作短編集。
西村 京太郎[ニシムラ キョウタロウ]
著・文・その他
高柳 雅人[タカナヤギ マサト]
著・文・その他
内容説明
函館本線の線路際で、警視庁を定年退職した川島が、絞殺死体となって発見された。一方、東京では川島の自宅に空巣が入る。十津川警部は、両方の事件が同一犯人の可能性があると考え、捜査を開始。しかし、捜査上に浮かんできた容疑者には、完璧なアリバイがあった…。ほか、根室本線の横転事故、廃駅の「幸福駅」を巡る事件など、北海道を舞台に、十津川警部が事件に挑む!トラベル・ミステリー傑作短編5篇。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京生まれ。65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞受賞。81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞受賞。2004年には第8回日本ミステリー文学大賞を受賞。トラベル・ミステリーで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
95
北海道を舞台にした殺人事件の5作品を集めたもの。 十津川警部が活躍するものもあれば, 殺人者が主人公のような感じのものもある。 函館本線,北廃止線,石北本線,ブルートレインなどの鉄道が標題になっているものが4つ。 西村京太郎愛好者のための1冊2012/07/15
あなご
29
北海道を舞台にしたトラベルミステリーの短編集でした。西村京太郎さんの作品は今までに20作品程読みましたが初めて短編を読みました。ずっと長編ばかり読んでいたのですごく意外な感じがしました。2014/02/14
うさっち
12
北海道が舞台のトラベルミステリー短編集。初読みの作家さんで、しかも十津川警部シリーズでしたが全話警部が主人公だったわけではないので、違和感もなく読みやすかったです。2014/08/07
桂 渓位
9
愛と裏切の石北本線、十津川警部もわざわざ北海道に行かず、部下に任せておけば…と、思っちゃいました(^^;2020/03/08
ttiger
7
「殺人ガイド」ってすごいタイトルですが、北海道が舞台となる短編5作品が収められています。ラストの「最果てのブルートレイン」は人間ドラマが濃くて切ないです。2013/06/19