出版社内容情報
ターガリエン家が〈鉄の玉座〉に座る時代、数奇な運命を背負う騎士ダンクと従者エッグの冒険を描く〈氷と炎の歌〉シリーズ短篇集
内容説明
『七王国の玉座』で語られる時代から約百年前、デナーリスから遡ること数代、前王朝ターガリエン家による統治が続くウェスタロス大陸で、諸国を遍歴して城から城へと渡り歩く“草臥しの騎士”ダンクと、その従士となった少年エッグ―数奇な運命を背負う二人の波乱万丈の冒険を描く。海外ドラマの最高峰「ゲーム・オブ・スローンズ」へと繋がる中篇「草臥しの騎士」「誓約の剣」「謎の騎士」の3篇を収録。
著者等紹介
マーティン,ジョージ・R.R.[マーティン,ジョージR.R.] [Martin,George R.R.]
1948年アメリカ・ニュージャージー州の生まれ。1971年、短篇「ヒーロー」でデビュー。「この歌を、ライアに」(74年)、「サンドキングズ」(79年)などの短篇でヒューゴー賞を受賞し、SF界で確固たる地位を築く。『七王国の玉座』に始まる“氷と炎の歌”シリーズは世界各国でベストセラーとなり、ドラマ化作品「ゲーム・オブ・スローンズ」は、エミー賞を受賞するなど世界各国で高い評価を得ている
酒井昭伸[サカイアキノブ]
1956年生、1980年早稲田大学政治経済学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
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感想・レビュー
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smatsu
6
圧巻の面白さ。本編である『氷と炎の歌』の方は結構ストーリー展開がエグくてPOVキャラが皆どん底に突き落とされ、人によっては滅茶苦茶救いがなかったりするので読むのが辛くなるが、こちらは昔の痛快時代劇や西部劇のようなノリでエンタメの王道という感じ。本シリーズはまだあと6話くらい構想があるらしいので続きもぜひ書いて欲しいが、本編の方がまだ未完なのでそちらが先かなぁ…著者の年齢は既に70代後半くらいのはずなので、最後まで行けるか心配です。本編が完結したら家に籠って最初から最後までぶっ通しで読み直したい。2024/07/24
さとうしん
4
本編でも時折言及されていたダンクとエッグの物語。本編とは趣が異なり、ファンタジーというよりは騎士物語として読める。2人の出会いから少しずつ年代を進めていっているので、2人の最期までとは言わないまでもエッグの即位あたりまでは書き進めていってほしいものだが…2020/04/15
大統領
2
文字だけだと、誰が誰だか分からずに理解するのに苦労した。ターガリエン家に似た名前が多いと思うのは私だけだろうか?この本自体が「氷と炎の歌」の前日譚なのだが、更にその前日譚である「ブラックファイアの反乱」が面白そうだから読んでみたい。ゲームオブスローンズの「ロバートの反乱」もそうだけど、どうしてこういった作品って前日譚が面白く感じるのだろうか?2024/10/27
やなせトモロヲ
2
★★★★ ・・・とりあえず本編を書いてほしい2020/12/15
katsuaki
1
本編のおまけとして手に取ったが、本編に負けないほど面白かった。裏切りや陰謀の多い七王国の中で、ダンクの真っ直ぐな騎士道精神が輝いている。2020/08/05
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