出版社内容情報
ローダンの銀河系船団は無限アルマダの“惑星の民”から救難信号を受信する。彼らの人工惑星“故郷”が崩壊しようとしていた……
内容説明
無限アルマダの追跡をかわそうとフロストルービンに突入した“バジス”だったが、再実体化したM‐82銀河に僚船の姿はまったく見えなかった。どうやら、フロストルービンのなかで空間と時間の秩序が乱されたらしい。銀河系船団のみならず、無限アルマダも混乱するなか、なぜかアルマダ炎を失うアルマディストが増えていく。そんなとき、“バジス”は、“プラネット・ピープル”と名乗るアルマダ種族の救助要請を受信した!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鐵太郎
10
前半「惑星の民」。無限アルマダの中で生きる種族〝発音不可能な者〟の物語。故郷を復活させようと宇宙船の残骸を組み合わせて惑星と呼んでいますが、〝完全個体〟がいなくなって種族は危機に陥ります。その後ようやく生まれた完全個体チルブチュルは、種族を救えるのか。後半はトリイクル9に突入してから壊滅の危機に陥ったアルマダ7381部隊の話から。これがアルマダ中枢すなわち人工生命体オルドバンにどういう意味を持つのか。クラスト・マグノと散在する器官を集めてオルドバンを復活させられるのか。555巻だから何かあると思ったけど?2018/01/05
スターライト
5
「惑星の民」と標題作の二篇収録。アルマディストなら持っているはずのアルマダ炎が消失していく事件が発生した無限アルマダ。これはフロストルービンの影響か?前半では、無限アルマダを構成する”発音不可能な者”ことプラネット・ピープルが、その特異な成長力を駆使して《バジス》を強奪しようと目論む。後半のエピソードは、クラスト・マグノとオルドバンとの関係など無限アルマダの起源をめぐるきっかけを得ようとするローダンらの活躍が描かれる。無限アルマダを構成するいろんな種族が出てくるが、地味な展開が続くので先が待ち遠しい。2017/10/25
mabo510
0
記念の555巻目 まあまあ2017/10/26