ハヤカワ文庫SF<br> 死の迷路

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ハヤカワ文庫SF
死の迷路

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150120702
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

目的も知らず辺境惑星に派遣された13人の男女は、一人また一人と奇怪な死を遂げ始めた

フィリップ・K・ディック[ディック フィリップ ケイ]

山形 浩生[ヤマガタ ヒロオ]

内容説明

目的も告げられずに、未開の辺境惑星デルマク・Oに送り込まれた14人の男女。使命を伝えるはずだった通信は未達のまま、外部との接触を絶たれてしまった彼らは、その惑星で奇怪な光景を目にすることになる。謎めいた構造物、歌う人工蠅、光線を発射するミニチュア・ビル、不完全な複製を作り出す生命体…。やがて、一人また一人とメンバーが奇怪な死を遂げ始める!?緊迫感溢れる筆致で描かれる鬼才の異色サスペンスSF。

著者等紹介

山形浩生[ヤマガタヒロオ]
1964年生、東京大学大学院工学系研究科都市工学科修士課程修了。翻訳家・評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆかーん

67
やばい中二病にかかりそう…。全員の言っていることすべてがぶっ飛んでいる上に、宗教も神も有って無いような発言が連発しているものですから、気が付いたら私の脳内はSF世界にトリップし続けていました(笑)ここに登場する14人の老若男女は、全てが精神異常の落伍者な上に、人殺しの可能性を秘めた犯罪者。彼らの正体を明かすために、謎を追いかけ続けた結果待ち受けるのは、「夢落ち」というまさかのトリックでした…。置いてきぼりを食らった感を味わいつつも、この世界を存分に楽しめている私は、彼らと同じ病気なのかもしれません…。2017/02/21

キムチ

58
落ちこぼれの美学を叫ぶ奴らが愛しそうな展開と落ち。嫌いだね・・こういう臭い。して訳者の個性、ボギャの感触がかなり強いアクがあり、更に嫌な感じ。一応読了。宗教や登場人物のキャラ、不可思議な星等目くるめく展開に途中で嫌悪がむくむく、一気読みできなかった。お初ディックとはいえ、これ一冊でリタイア・・合わない。クローズドサークルっていう古典お定まりの手法をSF展開にするというアイデアを1979年でやってのけたのは買う。世界観として「神は存する」と言いのけ、破壊しつくす形相破壊神とか出て来たりラテン語の言葉が2025/05/17

催涙雨

33
手軽なオチの付け方の関係で内容の脈絡のなさや破綻については良くも悪くも一掃されている。本当の意味での模造記憶、疑似現実がここにはある。ただ、人間や現実の虚構性のような独特の哲学を扱ったテーマに浸る場合、このような直球を受けているときよりも変化球を受けているときのほうがより楽しめているように思える。神学観に関しても同様で本来特定の型にアウトプットするのが難しい問題をこのように体系化すると、ディックのもつ神学観そのものが明快になる反面、即席であることが微かに透けて見えてしまう。2018/04/21

うまる

27
初ディックさん。SF×クローズドサークルという感じでミステリ読みでも萌える話。特別驚く展開やオチではないけど、独特の神学が絡む所が面白く、人物・世界共に破綻している感じも楽しめました。よくある筋だったとしても、見せ方、 作家の筆力によって如何様にもなるという良い例だと思いました。もっとメジャーな作品があるのにこれから読んでしまいましたが、解説に"整合性を求める人には取っ付き易い作品"と書かれていたので、間違いではなかったようです。まぁ、その解説が多大なるウザさだったので斜め読みでしたが・・・。2020/09/04

阿部義彦

19
創元推理から過去に出てたのが出版社を引っ越して同じ翻訳者がこの機会に少し手直しを加えてハヤカワから新刊として化粧直しをしての登場。ディックにしては物語に破綻が無くミステリー仕立てでちゃんと最後に驚愕のオチもあり楽しめました。異色のサスペンスSFです。初心者向けともいえます。でもやはりこじんまりとまとまってしまった感はぬぐえないかなあ?地球は丸ごと精神病院かい?という問に夢野久作の「ドグラ・マグラ」との共通性を感じて一人ニヤニヤしました。全員個性強すぎです!2016/07/31

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