ハヤカワ文庫SF<br> スキャナーに生きがいはない―人類補完機構全短篇〈1〉

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ハヤカワ文庫SF
スキャナーに生きがいはない―人類補完機構全短篇〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 496p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150120580
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

SF史上最も有名な未来史の全ての短篇を集成

伝説の作家の未来史作品を年代順に収録する短篇全集第1巻。本邦初訳2篇を含む全15篇を収録。

〈続巻〉2アルファ・ラルファ大通り/3三惑星の探求

内容説明

1950年、あるSF雑誌に無名の新人の短篇が掲載された。異様な設定、説明なしに使われる用語、なかば機械の体の登場人物が繰り広げる凄まじい物語…この「スキャナーに生きがいはない」以来、“人類補完機構”と名づけられた未来史に属する奇妙で美しく、グロテスクで可憐な物語群は、熱狂的な読者を獲得する。本書はシリーズ全中短篇を初訳・新訳を交え全3巻でお贈りする第1巻。20世紀から130世紀までの名品15篇を収録。

著者等紹介

スミス,コードウェイナー[スミス,コードウェイナー] [Smith,Cordwainer]
1913年アメリカ生まれ、1966年没。本名ポール・マイロン・アンソニー・ラインバーガー博士。著名な政治学者で(ジョンズ・ホプキンス大学教授。中国を中心とする極東の政治が専門)、軍人(陸軍情報部大佐)。少年時代を中国で過ごし、かの孫文につけられた中国名は林白楽。第二次大戦と戦後の米国の対日政策でも重要な役割を果たし、ケネディ大統領の顧問も務めた。1950年、ファンタジイ・ブック誌に「スキャナーに生きがいはない」を発表し、SF界にデビュー

伊藤典夫[イトウノリオ]
1942年生、英米文学翻訳家

浅倉久志[アサクラヒサシ]
1930年生、2010年没、1950年大阪外国語大学卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

240
すごい短編集。50年代とは思えない先見の明ある設定のほか、50年代ならではのズレた未来が程よく同居する。登場する用語がSF初心者ばかりかファンまでおもおいてきぼりにするが、決して飽きない。どんな未来になって、どんな機械が生まれようと400万年かけて培った人間の本性と欲望は変わらない。こういうテーマが多い気がする。西暦一万年を越える長大な未来史。脳と目だけにされた人間まで登場する。どこまでいっても人間くささが漂う作品群。2019/12/29

miyu

56
SF好きな皆様の話題の端に時々登場しては、今や伝説となったコードウェイナー・スミス。SF無知の私さえ「誰?なに?」と気になり続けていた。「人類補完機構」ってなんぞや?ビクつきながら読み始めたのに、すぐさますっかり虜に。何故もっと早く読まなかったんだ!と自分で自分を罵ること暫し。ハッピーエンドの傍らに鋭い胸の痛みを、救いようのないはずの終わりの向こうに仄かな灯火を。スミスは一貫していながらもなんて変幻自在な人だろう。分かりやすく読みやすい物語を提示しながらも一筋縄ではいかない。短く淡々と語るその口調も好み。2016/12/10

藤月はな(灯れ松明の火)

49
どうしても某アニメを連想してしまう人類補完機構シリーズ。1500年にも渡る人類の歴史をロシア視点で人智の盛衰と生存と進化のための変貌を美しくも残酷で、讃美するようでいて物悲しく、描いている。「夢幻世界で」は江戸川乱歩の「現世は夢、夜の夢こそ、真」という言葉を思い出してしまいます。「マーク・エルフ」はモフモフ好きお勧めの異文化コミュニケーション。人間よりも意思を持つようになった動物の方が通じ合えるなんて。「昼下がりの王女」はアンチエイジ、「星の海・・」は使命を背負わされて持て囃され、利用される女性が切ない2016/06/08

りつこ

45
「〇〇みたい」と説明できない独自な世界感と語り口。異様としかいいようがないような設定や世界の中で、描かれるのは心のありよう。絶望的な世界の中で希望を見い出し、ハッピーエンドのその後に不穏な未来がちらっと見える。それでも愛があればどうにかなる!と受け止めていいのかな。未来に対してまるで希望を抱けてない私にもほんの少しの希望を見せてくれたような気がする。2016/12/19

かわうそ

41
各短編が作中の年代順に並べられていて意外と丁寧に背景も説明してくれるので難解な印象は全くなくとにかく面白かった。壮大なスケールゆえの隙間の大きさが想像力を働かせる余地になっていて魅力倍増。続きも非常に楽しみです。2016/04/04

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