内容説明
一介の大尉でありながら、第41海軍管区司令官としてチャンス星系へとやってきたクリス・ロングナイフとその一行は、司令部である宇宙ステーションに到着して愕然とした。歓迎団どころか、ひとっこひとりいない!動力反応炉も停止し、非常用電源で動いているだけ…数ある海軍管区のなかでも最低の辺境星区に左遷されたわれらがプリンセスだが、それでも司令官としての職務を果たそうと持ち前の機知と財力で奮闘する!?
著者等紹介
シェパード,マイク[シェパード,マイク] [Shepherd,Mike]
1947年フィラデルフィアの海軍病院で生まれた。その後も海軍に勤務する親に連れられて、全米の軍港街を転々としながら育つ。大学卒業後は陸軍に入隊した。だが、新兵訓練中に負傷し、除隊。その後はタクシー運転手、バーテンダーなどを経験したのち、海軍省の事務員の職につく。1991年、アナログ誌にマイク・モスコー名義で短篇デビューし、1996年には過去へのタイムトラベルものFirst Dawnで長篇デビュー
中原尚哉[ナカハラナオヤ]
1964年生、1987年東京都立大学人文学部英米文学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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wata
57
実力と決断力を持っていても、プリンセスという肩書きがあるだけで司令官をやりづらそうな…。辺鄙な場所でもっと派手な戦いがあるかと思って読み始めたけど、そんなことなかった(^^)2017/06/02
くりり
38
辺境星区に左遷されたが、どこに行こうとロングナイフの周りは争いが...元恋人(笑)のハンクが強制退場、ふくしゅうに燃えるのは妹か?2016/09/12
鐵太郎
12
前回よりちょっとリアルで(なにがだw)その分安心してハラハラ読めました。女性士官の命令の言葉が、訳語的に(オイラ的に)向上しているのも好感度のうち。でだ。ビクトリア(ヴィクトリアと書くべきでは? それともスペイン人?w)の正体があの人ではないの、と考えたのですが... その考えと証明を書くにはこの欄はあまりにもせますぎる。(爆)2013/12/09
goro@the_booby
7
辺境へ行こうとタダではすまないクリスでありますが、これは新たな因縁の序章。冗長ぎみではありますね。アビーの活躍が少なく落とされすぎでしょ。2014/09/16
とら
6
拿捕賞金なんてものが出て来たり、王族でも下級士官からたたき上げていくなんてのは、イギリスの海軍ものでおなじみの設定。一方、金持ちの子女が、気持ちよく大金を使って、いやみにならないのはアメリカ臭さを感じる。つまり、これって英米の面白いとこ取りなミリタリーSFなんじゃなかろうか。主人公が立ち向かわなければならない困難も、いちいち凝った設定で、今回は敵の使う武器が「泥酔した水兵の大群」というのが面白い。2013/09/22