内容説明
銀河系の全種族を滅亡から救うため、ローダンは氷惑星D=ムナーで自分のドッペルゲンガーと直接対決しようとしていた。未来からやってきたコル・ミモとゴシュモ=カンの情報にもとづき、正確にコントロールした時間パラドックスを起こす計画だ。ローダンが自分のドッペルゲンガーを肉体的にコンタクトした状態で殺せば未来は変わるはずなのである。だが、時間の経過につれて、そのシナリオに微妙な狂いが生じていく…。
著者等紹介
五十嵐洋[イガラシヒロシ]
1957年生、1980年法政大学社会学部卒、フリーエディター、翻訳家、『ペリー・ローダン』シリーズ統括。日本SF作家クラブ会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
アーチャー
16
シリーズでは久々に読み応えのあった表題作だが、いつの間にか”銀河のチェス”サイクルに突入して、ローダンの脳みそがあちこち彷徨ってるじゃないか!などとのんきに思いながらも、私は312巻目を読むのであった・・・。2015/11/24
黒猫トム
1
もうタイトルがコレなんだし、ネタバレも何もないよね! 銀河のチェス サイクルは、第1部が「俺が実験に失敗したら並行世界に飛ばされて、そこでは善悪が逆転したドッペルゲンガーがいた件」第2部は「やっと帰るキイを摑んで元の世界に戻ったら奇妙な病気を持ち帰っていた件」、そして本巻から第3部「病気ターンからの復活ムリなんでNZDで歴史改変したら今度は俺が○○になった件」が始まった。無茶苦茶やるよねローダン・チーム! ○○にはサイモン・ライト教授を入れてもいいし、ジェイムスン教授を入れてもいいんだぜ!2019/04/03