内容説明
すべての技術者へ―デザインパターンをベースにした議論はもはや意味がない。重要なのは言語が支援するパラダイム。マルチパラダイムプログラミング言語であるF#を利用し、問題解決に特化したアーキテクチャに集中すべき―マルチコア時代を支えるプログラミング言語の今がわかる。
目次
関数型言語の潮流
F#の基本
F#へようこそ
土台を超えて
強い静的型付け
不純の価値は
コレクション!コレクション!コレクション!
OOP Mix
.NET Frameworkのライブラリを使用する
モジュールとシグネチャ〔ほか〕
著者等紹介
荒井省三[アライショウゾウ]
マイクロソフト株式会社に勤務。2001年11月に入社してから一貫して.NET Framework技術の啓発活動に従事する
いげ太[イゲタ]
VBAプログラマー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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carbon_twelve
2
F#の入門書。F#の機能の多くが解説されており、入門としては十分だと思う。ただ、関数型プログラミングそのものに関する説明はあまり多くないので、関数型プログラミング言語に触れたことの無い人には少々分かりにくいかもしれない。自分にとっては、11章で解説されている非同期ワークフローの便利さがあまりよく分からなかったので、解説が追加されるとよいのではないかと思う。2013/01/01
gushwell
2
この本を読んで感じたのは、F#は非常に奥が深い言語であり、C#の比ではないなー、ということです。ある程度は、F#を知っていたつもりでしたが、僕のF#の知識は、幼稚園レベルの知識であり、まだまだ、理解が不足していたなーと、思い知らされました。 2011/05/22
Ishida the Brain Damaged
0
考え方は分かったが、実際に使いこなせる感じはまだない。文法の感じも見慣れないので取っつきにくい。取り敢えずpython等にある関数プログラミング的な機能を使ってみて、考え方にもう少し馴染もう。2012/01/21
ガブ
0
本書は実践と銘打っているが、内容はF#の初歩から始まっており、入門書として読んでもいい。さらに遅延評価やコンピュテーション式などF#の真髄にも迫り、中級以上を目指す人にも十分な読み応えがある。私は他の関数型言語に精通しておらず、『もっとこういう話題を取り上げるべき』等の指摘ができない。だが、F#はオブジェクト指向も取り入れたマルチパラダイム言語であり、F#でOOPを行う方法や意義も書かれている。その意味でもF#の特徴をよく表現した良著だと思う。誤字・脱字等あるが、出版元のサイトで正誤表を公開予定だ。2011/04/16
P_tan
0
日本人が書いたF#の入門書。F#を始めるなら読んでおいて損はないと思う。 ただ誤字が多いのが残念(正誤表は準備中らしい。)2011/02/28