内容説明
タネローンの平安な日々に飽いてふたたび流浪の旅に出たエルリックの前に,父サドリックの亡霊が現われた。父は、おのれの魂を納めた薔薇模様の小箱を失い、それゆえいまだにこの世に繋ぎさめられているという。父から小箱探しを命じられたエルリックは、詩人ウェルドレイク、〈薔薇〉と名乗る謎の女とともに失われた小箱を追った。想像を絶する運命が待ち受けるとも知らずに…。白き狼のあらたなる伝説、ここに登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
訪問者
6
エルリック・サーガ第8弾。謎の軌道上を巨大台車で旅を続けるジプシー集団、千里眼の家族、重い海、北方の人狼、そして最後の混沌との戦いまでこのシリーズならではの魅力ある展開が続き、大団円のラストに至る。傑作!2024/01/25
papako
2
これを読んだのは最初のシリーズからだいぶんたってから。私は最初の6冊で終わってほしかったなぁ。。。2012/06/06
カム・ウィズ・アス
0
一エピソードで長く書いているため冗長で退屈な展開も続くが、物語が進むにつれてかつての爆発力と勢いが戻ってくる。強力な神々を策で弄し、魔法とストームブリンガーで血路を開くいつものエルリック! 前半はきついけど、後半はやっぱり読んで良かったと思わせる出来。2014/04/25
こえん
0
再読。2010/09/12
ホームズ
0
1996年10月8日初読