内容説明
ロラン・バルトに「攻撃的なクノーの作品は、『文学』のおそるべき『成虫』を包み込んでいる」と言わしめた『地下鉄のザジ』。オカマバーで踊り子をしている大男ガブリエル伯父さんに、時にはお巡り、時には名探偵に姿を変えるペドロ、見境なく恋に落ちるムアック未亡人など、ユーモア溢れる登場人物たちと、破壊力あふれる言葉たちが作り出す、おかしな冒険小説。
著者等紹介
久保昭博[クボアキヒロ]
1973年、千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学。パリ第三大学博士課程修了(文学博士)。現在、京都大学人文科学研究所助教。専攻、フランス文学、文学理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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