内容説明
時間と空間の彼方へ! ハードSFの第一人者が、壮大なスケールと華麗なアイディアで描く傑作冒険SF!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鐵太郎
25
200年間以上冷凍凍結保存されていたわし、ジェローム・ブランチ・コーベルは2190年にいきなり覚醒させられます。目的は、恒星間宇宙船のパイロットとして、300年間の太陽系外の星間世界の調査任務。宇宙船はバサード・ラムジェット機関を備えた航宙船で、コーベルは冷凍睡眠をくり返して航行するのだという。こんなわくわくするハードSF的なガジェットを詰め込んだ展開で始まったのですが、そのあとの3/4は遙かな未来の何だかなあという奇妙なファンタジー的冒険。整合性がないところが散見されるのですが「傑作」と評されたそうな。2019/11/07
H2A
9
最初の100ページぐらいまではこれはこれでありかと思うが、主人公が地球帰還後はページが進まなかった。舞台設定まではともかく。2018/04/17
ivnin
2
300万年の時間旅行…というと淡白に過ぎて本作には足りない気がする。自分の世界に縛られない男が、宇宙と時間をどんどんどんどん先に進んでいく旅行記。目新しい要素が降って湧いてして、ちょっとした推理を誘う要素もある。ただカタルシスには欠くやも。こいつの物語は終わってない。2013/06/22
サスケ
1
昔読んだ本
__calm
1
形式の違う2度のタイムスリップ、からの地続きでありながら異世界となった地球での冒険、とSF要素が盛りだくさんな1冊。特にあまりにも世知辛い1度目のタイムスリップは読んでいて苦笑いしか出てきませんでした。そりゃ、後世にそんなもの託されても困るよなぁ(笑)あっさりとしつつ、不思議な余韻を残すエンディングも印象的。2014/10/13