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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
**くま**
7
バンコラン最後の作品。ん~、これ私の頭が悪いせいだと思うんですけど、話がグチャグチャして混乱しました。カーは複雑なミステリが多くて好きなのですが(逆に超シンプルなのも多い。私が思う複雑なのというと、たとえば三つの棺とかユダの窓とか緑のカプセルの謎とか)、これはちょっと地味だった気も。オカルト趣味や派手な不可能状況がない。もしかしたら頭がいい人が読めばこれの良さがもっとわかるのかな(笑)。トランプの賭けは面白かったけど、そこだけだったかも(本当すみません)。それでいいの?なラストはカーだから仕方ない(笑)。2014/08/04
Susumu Kobayashi
5
初期4作品に登場したバンコランを作家が円熟期に再び登場させた作品。ただし、作品のカラーはだいぶ異なっていて、独特な怪奇趣味は影を潜めている。若い弁護士リチャード・カーチスは依頼人であるパリ在住の裕福なイギリス人ラルフ・ダグラスとともに、彼の別荘に行くと、数ヶ月前に手を切った愛人ローズ・クロネックが死体になっていた。ラルフは近々マグダ・トラーという若い娘と結婚する予定で、この事件は彼にとって不利なものだった。筋立てが結構複雑なうえに、訳文にわかりにくい部分もあるのでなおさらだった。これも新訳希望。2015/01/04
ホームズ
5
予審判事引退後のバンコラン。メフィストフェレスのような怖さは無くなってしまった(笑) ワトスン役がジェフ・マールではなくなったのが残念かな。 犯人は結構意外(笑)でもなるほどねって感じではあるな(笑)2008/08/27
二葉
3
今のところ、唯一カーのデビュー後のバンコラン物で創元から刊行されてない作品。偶然が重なり過ぎて作品的に納得出来ないかもしれないですけど、バンコラン物のコンプリートの為に創元から新訳希望。2015/12/30
氷沼
3
今作は、些か釈然としない解決でしたね。それと、初期のカーにしては怪奇味が薄く、すらすらと読めてしまいます。良いのか悪いのかは分かりませんが…。2004/07/05
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