- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > ノベルス
- > ハヤカワポケットミステリー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
本木英朗
11
英国の本格ミステリ作家のひとりである、ジェイムズ・サイモンズ(つまりシモンズのこと)の長編のひとつである。俺は2006年・17年に2回読んでいて、今回で3回目である。でも今回は途中で読めなくなってしまった。また今度、4回目に挑戦かな、トホホ……。2024/08/07
本木英朗
11
再読。「探偵小説は犯罪小説に進化する」と唱えた作者シモンズ(本書ではサイモンズ表記)の第四長編で、邦訳としては初。自宅で妻を亡くした広告会社の重役の周辺で奇妙な出来事が頻発し、心理が異常な方向に傾いてい様を描く。真相は「慄然」と「唖然」の中間に位置するもので、以降の作品よりも驚きが大きい。こういう作風のものが未訳で残っているなら読んでみたい。確か『自分を殺した男』の解説で何の警告もなしにネタバレされてるので気になるなら注意されたい。2017/03/03