出版社内容情報
疲労・炎症のメカニズムからセルフケアまで
「脳の免疫細胞」と言われるグリア細胞の研究が進み、脳と免疫の相互作用が心身の不調、精神疾患、依存症などに影響を及ぼしていることが明らかになってきている。いったい脳の中で何が起きているのか。脳と免疫の知られざる関係とは。脳疲労・炎症のメカニズムだけでなく、病気との関連性や脳パフォーマンスの上げ方、セルフケアまで、気鋭の脳科学者が最新研究の成果をわかりやすく解説する!
内容説明
「脳の免疫細胞」と言われるグリア細胞。その研究から、脳と免疫の相互作用が心身の不調、精神疾患、依存症などに影響を及ぼしていることが明らかになってきた。いったい脳の中で何が起きているのか。疲労・炎症のメカニズムだけでなく、脳パフォーマンスの上げ方、セルフケアまで。気鋭の脳科学者が最新研究の成果をわかりやすく解説する!
目次
第1章 脳と免疫の謎に迫る(感染症と炎症;脳も炎症を起こす ほか)
第2章 脳細胞はいかに心身を司るか(人類は脳をどのように理解してきたか;脳科学に訪れた転機 ほか)
第3章 グリア細胞と脳の健康との複雑な関係(グリア細胞とは何か;オリゴデンドロサイトが脳を進化させた? ほか)
第4章 心身の不調はどうして起こるのか―脳‐免疫相関から考える(疲労を定義し直す;慢性的な脳疲労は「万病の元」 ほか)
第5章 脳‐免疫相関を鍛える(加齢に対する見方を変える;ポジティブな老齢観の影響 ほか)
著者等紹介
毛内拡[モウナイヒロム]
1984年、北海道函館市生まれ。お茶の水女子大学基幹研究院自然科学系助教。2008年、東京薬科大学生命科学部卒業。2013年、東京工業大学大学院総合理工学研究科博士課程修了。博士(理学)。日本学術振興会特別研究員、理化学研究所脳科学総合研究センター研究員を経て、2018年より現職。生体組織機能学研究室を主宰。著書に『脳を司る「脳」―最新研究で見えてきた、驚くべき脳のはたらき』(講談社ブルーバックス、講談社科学出版賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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