出版社内容情報
我々は、何に魅入られ 何を恐れてきたのか――?
人獣、モンスター、天使と悪魔、妖精、異様な建造物から魑魅魍魎まで――。
一見して奇異で不穏、そしてメッセージ性に富む「異形のもの」の美術作品は、
画家の「書きたい」という意志をも凌ぐ「見たい」という大きな需要によって支えられてきた。
それら絵画はなぜ描かれ、なぜ鑑賞者に長く熱く支持されてきたのか。
神への畏れ、異性への恐怖、淫欲と虚栄、人間本性への疑義、薄れゆく信仰心……
描かれた怪の中に人間の本質を読む、「怖い絵」シリーズ著者待望の最新刊!
内容説明
人獣、モンスター、蛇、悪魔と天使、妖精、魔女、異様な建造物から魑魅魍魎まで―。一見して奇異で不穏、そして豊かなメッセージを湛えた「異形のものたち」。それら絵画はなぜ描かれ、どうして鑑賞者に長きにわたり支持されてきたのか。描かれた“怪”から語られざる歴史と人間の本性を明るみに出す、大人気「怖い絵」シリーズ著者の新境地。
目次
第1章 人獣―私たちは何を恐れてきたのか
第2章 蛇―邪悪はいつでも傍にいる
第3章 悪魔と天使―善悪と美醜のかたち
第4章 キメラ―存在しえぬものを求めて
第5章 ただならぬ気配―不可視の恐怖
第6章 妖精・魔女―忘れられたものたち
第7章 魑魅魍魎―画家たちの歓び
著者等紹介
中野京子[ナカノキョウコ]
作家、ドイツ文学者。北海道生まれ。西洋の歴史や芸術に関する書籍執筆、雑誌連載をはじめ、講演やメディア出演など幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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