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内容説明
聖書や神話に出てくる物語は、それぞれが含蓄のある教訓を含んでいる。よくある話が神話になる。話を逐一覚えるのは大変だが、一枚の絵に凝縮されると分かりやすい。絵画を読みながら原典にあたりたいという気にさせてくれる一冊。
目次
アブラハム
アキレウス(アキレス)
アダムとイヴ
アンナとヨアキム
アンティオペ
アポロ
アラクネ
バベル
バッコスとアリアドネ
バラム〔ほか〕
著者等紹介
リンク,パトリック・デ[リンク,パトリックデ][Rynck,Patrick De]
古典研究家で翻訳家
神原正明[カンバラマサアキ]
1952年大阪市生まれ。神戸大学大学院修了(西洋美術史専攻)、現在倉敷芸術科学大学教授
内藤憲吾[ナイトウケンゴ]
1951年兵庫県生まれ。出版社勤務を経て、現在フリーの編集者、ライター、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
270
聖書と神話を題材にした絵が188点。アルファベット順に編集されており、図像辞典として有用である。聖書と神話は別々の巻の方がいいようにも思うが、古典期の画題としてはこの2つが圧倒的、というよりはほとんどすべてであった。また、裸体の表現としては神話に仮託するのが便利でもあったようだ。さて、聖書篇だが、聖母マリアの項目では、もっぱら受胎告知が選ばれているのだが(表紙もロヒール・ファン・デル・ウェイデンのそれ)フラ・アンジェリコ、ロット、ペルジーノの選定根拠がよくわからない。また、解説がついているものの、様式の⇒2024/04/07
nizimasu
3
やはり西洋の印象派以前を語る上で主題としての聖書とギリシャ神話という題材は欠かせない。特に聖書ならずもギリシャ神話までなると、誰が何のことやらの世界だ。でもこうして名作と呼ばれる作品を少しながめるだけでも解説とともに読むと世界観が広がっていくのが面白い。やっぱりベラスケスの暗い陰影とかたまらないなと思ったり…2012/06/01
katsu708
3
ベラスケス、ティツィアーノ、ラファエロ、カラヴァッジョ、ルーベンスとかとか。鮮やかな色と黒の対比がしっかりある人が好き。図像学はいつか本気で勉強したい。2011/05/26
K
2
ミッションスクール出身であるにも関わらず聖書の知識がいい加減で、いつも展覧会や美術館に行っては、真面目にやっておけばよかったと後悔していた。この本を読んで少し、聖書や神話の登場人物の関係性やエピソードについての知識が整理された気がする。本当は原典読めって話ですが。2016/05/21
v&b
1
『アエーネイス』と『変身物語』を読みたくなった。少し相場感になじんできた様な。2014/11/17