出版社内容情報
シニア婚活、高齢者向け性産業など、長寿大国と言われながらもほとんど光が当たってこなかった「超高齢時代の性」の問題に、個人・社会の両面から切り込んだ一冊。
内容説明
単身高齢者約600万人のうち、初婚・再婚するのは0.001%。また配偶者がいたとしても、75歳になれば男性の2割、女性の6割は離別・死別を経験する。その時、私たちは残された自らの「性」とどう向き合えばいいのか。シニア婚活の実態、介護現場の問題行動、高齢者向け性産業など…、長寿大国と言われつつもほとんど光が当たってこなかった「超高齢時代の性」の問題に個人・社会の両面から挑んだ一冊。
目次
第1章 「現在」と「過去」から考える(「死ぬまでセックス」という幻想;高齢者の性の社会史)
第2章 老後の性をめぐる「理想」と「現実」(「老後における理想の性生活」とは?;データから見る高齢者の性のリアル;「ありもしない救済」からの卒業)
第3章 「セーフティネット」は存在するか?(肉食系高齢者のストイックな生活;「高齢者専門風俗店」の実像に迫る;移り変わるアダルトビデオの世界;現実と虚構の狭間で輝く官能小説;女性高齢者の性から考える「第三の道」)
第4章 介護現場での性的支援・最前線(希望としてのユマニチュード;QOLを守るための性的支援とは?;介護現場でのセクハラの実態;「人間らしさ」をあきらめないために)
第5章 老後の性をデザインする(老後の性を満ち足りたものにする条件とは?;等身体のロールモデルをつくり出せ;性的に「成仏」するために)
著者等紹介
坂爪真吾[サカツメシンゴ]
1981年、新潟市生まれ。一般社団法人ホワイトハンズ代表理事。東京大学文学部卒。重度身体障害者に対する射精介助サービス、風俗店の待機部屋での無料生活・法律相談「風テラス」の開催など、社会的な切り口で現代の性問題の解決に取り組む。2014年、社会貢献者表彰、2015年、新潟人間力大賞グランプリ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
kei-zu
ココロココ
たか
えすてい