内容説明
ロシア人と出会って付き合いを重ね、激動の時代の流れを人の心に見た。楽しくて、ちょっと悲しい物語。ロシアとは?ロシア人とは?元NHKモスクワ支局長が、厳格なジャーナリストの視点と心温まる優しい眼差しで、ロシア人の素顔と心に迫る。日本エッセイスト・クラブ賞受賞作『エルミタージュの緞帳』に続くヒューマン・エッセイ第2弾のライブラリー化。
目次
1 英雄だった少年(姿を消した女性たち―タマーラとターニャ;英雄だった少年―パヴェリク・モロゾフ;私が脅した人―ウラジーミル・アンチーピン ほか)
2 運命の前髪をつかむ男(闘い続ける白鳥―マイヤ・プリセツカヤ;プーシキン美術館の女帝―イリーナ・アントーノヴァ;私が嘘をついた女性―アンナ・ヴィノグラードヴァ ほか)
3 1プードの塩(エリツィンの裏を知り尽くした男―ワレンチン・ユマーシェフ;国を救って消えた男―セルゲイ・メドヴェージェフ;職業差別を変えた人―ダローレス・コンドラショーワ ほか)
著者等紹介
小林和男[コバヤシカズオ]
1940年長野県生まれ。62年、東京外国語大学ロシア語学科卒、NHKへ。70~72年に特派員、84~87年と89~95年に支局長としてモスクワに駐在。「菊池寛賞」、「モスクワ・ジャーナリスト同盟賞」受賞。作新学院大学教授。著書に『エルミタージュの緞帳』(第46回日本エッセイスト・クラブ賞受賞、NHK出版)等がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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