文春学藝ライブラリー<br> 完本 皇居前広場

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文春学藝ライブラリー
完本 皇居前広場

  • 原 武史【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 296p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784168130304
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0195

出版社内容情報

明治時代にできた皇居前広場は天皇、左翼勢力、占領軍によって、それぞれの目的のために使われた。定点観測で見えてくる日本の近代。

空間政治学の鮮やかな達成

明治時代にできた皇居前広場は天皇、左翼勢力、占領軍によって、それぞれの目的のために使われた。定点観測で見えてくる日本の近代。

内容説明

罹災民であふれ返った関東大震災。白馬に乗った天皇が二重橋に登場、国民嗚咽したシンガポール陥落。「血のメーデー事件」ではデモ隊と警察が衝突し、平成に入ってはYOSHIKIが奉祝曲を奏で、EXILEが踊った―。「日本の中心」から浮かび上がる新しい政治思想史。

目次

第1章 皇居前広場とは何か
第2章 「無用の長物」―第1期
第3章 天皇制の儀礼空間として―第2期
第4章 占領軍・左翼勢力・天皇―第3期
第5章 空白と復興と―第4期・第5期
第6章 再論・皇居前広場とは何か
補論 田植え歌からYOSHIKIまで―天皇制と音楽をめぐって

著者等紹介

原武史[ハラタケシ]
1962(昭和37)年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、東京大学大学院博士課程中退。現在、明治学院大学国際学部教授。専門は日本政治思想史。著書に『「民都」大阪対「帝都」東京』(サントリー学芸賞)『大正天皇』(毎日出版文化賞)『滝山コミューン一九七四』(講談社ノンフィクション賞)『昭和天皇』(司馬遼太郎賞)など多数。鉄道にも造詣が深い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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かふ

21
世界最大と言われる天安門より広い広場がありながら、公共の広場と利用されることがなく(かつては利用されたようだが)市民の目から隠すように存在するのが皇居前広場だという。それは東京の観光案内にも載ってなく、近年は天皇を中心とした行事だけのために存在する空っぽの広場だという(バルト『表徴の帝国』)。その皇居前広場の使われ方の歴史を紐解いた書で面白かった。明治天皇は京都御所に愛着があり見向きもしなかった。大正天皇も他の避暑地で過ごすことが多かったが積極的に観覧を行ったのが昭和天皇だという。2023/10/09

sasha

10
中国の天安門広場より広い皇居前広場。明治から平成まで、東京のど真ん中に広がる空間がどのように変遷したかの定点観測だ。本論とは少々離れるが明治天皇はやっぱり東京を「帝都」とは認めたくなかったのか。京都へお帰りになりかたっかのかもな。天皇制の儀礼空間となったのは昭和前半。白馬「白雪」に跨った昭和天皇が二重橋(鉄橋の方)にお姿を見せたら、そりゃ国民は歓呼の声でお迎えしたであろう。「血のメーデー」事件の記述は警察側の資料と目撃者であった作家・梅崎春生の書き残したものの相違が興味深かった。2018/04/23

このちー

0
皇居前広場の「定点観測」を通じて、天皇と国民のコミュニケーションの歴史をたどる好著。欲を言えば、公共広場における市民同士の対話の可能性についてももっと言及して欲しかったかな(本題からは逸れるのだろうけど)。2015/01/19

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