内容説明
果てしなく続く国と国との争い、宗教間の争い、民族間の争い…。この世界の痛みを取り除くために、他者へのまなざし、他者の自覚、他者の発見がいま求められている。大乗仏教の真髄である「慈悲」「利他行」を見直し、般若経、法華経などの経典に込められた菩薩のこころを読み解く。
目次
仏教のめざすもの
インド文化の基本的色彩
ゴータマ・ブッダの宗教的目覚め
大乗仏教の誕生
大乗経典の創作と流伝
般若経―空と利他行
維摩経―在家の菩薩
法華経―永遠に働きつづける如来
浄土経典―浄土への願い
華厳経―壮大なる世界と求道の物語
涅槃経―如来常住と仏性
私たちの願い
著者等紹介
丘山新[オカヤマハジメ]
1948年東京生まれ。京都大学・理学部・物理学科卒業。76年東京大学大学院・人文科学研究科・印度哲学・修士課程修了。79年財団法人東方研究会専任研究員、80年中国・北京大学留学、86年日本大学文理学部専任講師、90年東京大学東洋文化研究所助教授、92年ミュンヘン大学客員研究員を経て、94年より東京大学東洋文化研究所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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