内容説明
地球ではこれまで5度の大量絶滅が起きている。隕石衝突、火山活動、氷河期到来など、いずれも突然の大規模な自然災害で多くの種が消滅した。そして現在、サンゴ類の1/3、淡水産貝類の1/3、サメやエイの1/3、哺乳類の1/4、爬虫類の1/5、鳥類の1/6、植物の1/2がこの世から姿を消そうとしている。恐竜時代には1000年に1種だった絶滅が、いま、毎年推定4万種のペースで人知れず進行しているのだ。このままでは、2050年には種の半分が消えてしまうかもしれない。世界各地でいったい何が起きているのか?そして原因は何なのか?絶滅の最前線で、歯止めをかけようとする研究者たちの時間との闘いが熱く繰り広げられている。『ニューヨーク・タイムズ・ブックレビュー』2014年ベストブック10冊に選ばれた話題作。
目次
パナマの黄金のカエル
マストドンの臼歯
最初にペンギンと呼ばれた鳥
古代海洋の覇者
人新世へようこそ
われらをめぐる海
海洋の酸性化
アンデス山脈の樹林帯
乾燥地の島
新パンゲア大陸
サイの超音波診断
狂気の遺伝子
羽をもつもの
著者等紹介
コルバート,エリザベス[コルバート,エリザベス] [Kolbert,Elizabeth]
ジャーナリスト。『ニューヨーク・タイムズ』紙記者を経て、1999年より『ニューヨーカー』誌記者。『ニューヨーカー』誌連載記事が、アメリカ科学振興協会(AAAS)賞、ナショナル・アカデミー・コミュニケーション賞(いずれも雑誌部門)をダブル受賞し、のちに単行本The Climate of Manとして刊行(未邦訳)。そのほかに、2度の全米雑誌賞、ハインツ賞、グッゲンハイム・フェローシップなどの受賞歴がある
鍛原多惠子[カジハラタエコ]
翻訳家。米国フロリダ州ニューカレッジ卒業(哲学・人類学専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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