自殺者三万人を救え―“命”みんなで守る社会戦略

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140814598
  • NDC分類 368.3
  • Cコード C0036

内容説明

自殺者が13年連続3万人を超えた!いま、私たち、社会ができること。

目次

第1章 死んでしまいたかった僕と支えた相棒
第2章 私は、なぜ飛び降りたのだろう
第3章 なぜ“死にたい”と思うのですか?―NHKに寄せられた五〇〇〇通の声
第4章 “安心して悩むことのできる社会”を目指して
第5章 “地域力”でSTOP!自殺
第6章 自殺のない「生き心地の良い社会」を目指して―実態調査から見えてきた自殺の実相と対策の課題
第7章 自殺者を激減させたフィンランドの国家戦略―日本の自殺予防対策、これからの課題を考える

著者等紹介

望月昭[モチズキアキラ]
1964年生まれ。幼少期を海外で過ごし、帰国子女として日本で教育を受ける。国立大学卒業後、セツ・モードセミナー在学中に細川貂々と出会い結婚。卒業後、外資系IT企業勤務時にうつ病を発症。3年後寛解。現在は主夫業、育児専業パパをこなしながら、細川貂々のマネージメント会社を経営する

細川貂々[ホソカワテンテン]
1969年生まれ。セツ・モードセミナー卒業後、漫画家としてデビュー。2006年に夫のうつ病闘病を題材としたコミックエッセイ『ツレがうつになりまして。』(幻冬舎)を上梓し話題に。現在、内閣府自殺対策推進室の公報ポスターのイラストなども手がけている

澤登和夫[サワトカズオ]
1974年生まれ。うつ専門カウンセラー、株式会社ありがトン代表。サラリーマン時代に過労などが原因で5年半にわたり重度のうつ病を経験。さらに難病で大腸摘出。たくさんの人の支えで乗り越え、現在は「うつ蔓延社会」を「うつ円満社会」にすることを目指し、うつで悩んでいる人や支えている人と日々向き合っている

藤澤克克己[フジサワカツミ]
浄土真宗本願寺派安楽寺(東京都港区)住職。早稲田大学卒業後、ITエンジニアとして約20年間のサラリーマン生活を経て、自殺対策のNPO活動に従事。その経験を活かし、2007年5月に「自殺対策に取り組む僧侶の会」を立ち上げ、代表に就任。また、電話相談員として、自殺したいほど辛いという相談者の気持ちに寄り添う活動も継続して行っている

清水康之[シミズヤスユキ]
1972年東京生まれ。1988年に高校を中退し、単身渡米。1996年国際基督教大学卒業。1997年NHKに入局。「クローズアップ現代」などを担当し、自死遺児への取材を機に自殺問題と関わるようになる。2004年にNHKを退職、NPO法人自殺対策支援センターライフリンクを設立し代表を務める。2009年11月~2010年6月、10年9月から現在まで内閣府参与(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てくてく

2
うつ病発症時に自殺を考えたこともある貂々さんの「ツレ」さんのエッセイに始まり、親しい人を自殺で失った人、自殺を考えた事のある人からのメッセージ、自殺予防のための支援制度などが簡潔に紹介されている。交通事故の被害者と自殺者を取り上げ、前者に大使では同情を、後者に対しては自己責任として何故助けなければならないのかと思ってしまう人々について触れているくだりが印象に残った。2014/04/03

ひろか

2
最近NHKは自殺問題、精神保健の問題に積極的なように感じる。 2011/03/06

こしぇっと

1
被虐待者の話がないどころか、自殺の原因として家庭環境の問題が存在することにすら触れられていないのはまさに手落ち。複数の著者による本だが、生=善、死=悪、という前提がすべての著者の背後にあるように思えた。生きることが正義だという主義主張は、死者に対してこの上なく失礼だ。2017/12/05

チェリ

1
うつ病の医学的治療や薬の説明といった鳥瞰的な本ではない。当事者の声、患者・障がい者本位の支援、また地域での取り組みについて書かれている。2011/07/13

ユエ

0
てんてんさん、望月さん、澤登さんのおはなしから一般の人の様々な意見体験談までは良かったのですが、途中からなんだか真実身がなくなってきて飛ばし読み。2012/06/11

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