出版社内容情報
語彙力は国語力や思考力といった学力だけでなく、生きる力にも直結する。「まじ」「やばい」が口癖の大人にさせないために、親ができる様々なこと。
内容説明
寝る前3分の会話で正しく読み、書き、話せる子になる!家庭で今すぐできるメソッド満載!
目次
第1章 子どもの語彙力を伸ばすべき四つの理由(日本語を使いこなせない人が増えている;語彙力とは何か ほか)
第2章 実践編!語彙力の伸ばし方(親の学力は関係ない;教えるのではなく導く ほか)
第3章 「新聞」と「名作」で言葉を磨く(「素読」という最高のトレーニング;本を読む習慣をつけることの大切さ ほか)
第4章 「四字熟語」や「慣用句」のクイズ式勉強法(語彙力アップは「会話」から;「四字熟語」の学び方 ほか)
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年静岡県生まれ。明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mizuki
28
小学生のお子さんを持つ親御さんを対象に書かれた本でしたが、とても役に立つ情報が満載で、年少の息子にも使えそうなものをピックアップしました♡ わたし自身が中学生から国語が苦手になってしまい、辞書嫌いで本も読まない子でした。そんな子どもに対しての親の寄り添い方が分かり、自分の中にあったモヤモヤがスッキリできました。それと同時に自分の子には同じ思いをさせたくないと強く思いました!!やっぱり斎藤孝先生の本はやる気をもらえますね♡2020/02/27
はる
14
これも家庭内でやれると一番いいのだけど、なかなか理想通りに子どもは動かないんだな。寝る前とかクイズ形式とか、できる範囲で語彙力を意識したり、名作に触れて深い考えに触れたりする機会を作れたらいいな。2017/09/26
りょうみや
12
語彙力こそが学ぶ力の基礎で生きる力、語彙力を伸ばす大きな機会は家庭、だから語彙力を伸ばすのは親の務めという論法。基本は家庭での言葉のやり取りの量と質を高めること。そのためにマンガ、テレビ、新聞、読書など考えうるあらゆることが書かれているかのよう。古典の読書は著者の得意分野で力が解説に特に力が入っている。しかし、子どもの古典を音読させ感想を言わせたり、新聞の切り抜きをさせ要約させるのは、効果はあるがハードルはかなり高そう。2017/11/14
カッパ
11
語彙力を言い回しやフレーズだけにととだまらず的確に言葉を操る力。伝達力だけではなく、情緒にも関連するものとしている。日々、使用する言葉が子どもの成長に無関係とは思えない。具体的にはとくに9~12歳のゴールデンタイムに電子辞書をリビングに置く。何がすごいのかをいわす。言葉で説明さす。おやこで朗読、さらに親が新聞ノートをつくることまで勧められている。そこまでできるかはさておき務めなのであるなら親としての自分の努力も必要だと思う。2019/07/15
てくてく
7
感じたり考えたりしたことを適切に表現できる能力は確かに大事だと思う。そして子供の語彙力を伸ばすためのアイディアがいくつも紹介されているのが本書。ちょっと理想的すぎるかなと思われるものもあったが、試してみても良いようなアイディアもあった。2018/08/06