内容説明
互いを思いやり、それを言葉にのせて伝えあった二人。がんと闘いながら、同じものを見つめ続けることの素晴らしさを綴ったある夫婦の記録。
目次
第1章 ツワブキの声
第2章 冬木立の頃
第3章 南国幻想
第4章 埴生の宿
第5章 五月の虚空へ
夫婦が交わした「言葉」―八一九日の日記から(岡崎栄)
涙の行方―二人の日記は人々にどう響いたのか(須磨章)
両親の日記と二本の木―あとがきにかえて(小沢北太郎)
著者等紹介
小沢爽[オザワソウ]
1936年、埼玉県生まれ。60年、NHK入局。63年、北海道北見放送局赴任時代に千緒と知り合い結婚。在職中は「現代の映像」「新日本紀行」「NHK特集」「NHKスペシャル」など、一貫してドキュメンタリー番組を制作。北見のある高校のマラソン大会の一日にスポットをあてた「いつもでない一日」や、夫が出稼ぎに出た留守を守る東北の妻たちの日々を描いた「村の女は眠れない」、NHK特集大型企画「その日“ザ・デイ”」、NHK特集大型企画「大黄河」などを手がけた。95年、定年退職。2007年、胃がんにより死去。享年71
小沢千緒[オザワチオ]
1942年、北海道名寄市生まれ。独身時代より絵画制作を続け、結婚・出産後も道展、一線展などで油絵作品を発表。2007年、肺がんにより死去。享年65(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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