内容説明
日本鶏は、自然と人間とが生み出した「動く芸術品」。羽の美しさ、鶏冠の迫力、そして鳴き声の味わい―。人を虜にする、その魅力を探ります。
目次
1のツボ 尾羽の華やかさを堪能せよ
2のツボ 真紅の鶏冠に生命力を見よ
3のツボ 長鳴きの味わいは節回しにあり
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
pino
95
「庭の鳥」から「日本鶏」へ。愛鶏家により、長い年月を経て観賞するための鶏ー「日本鶏」が誕生した。鶏の大きな特徴・・・尾・鶏冠・鳴声についての解説や、観賞のポイントが愛好家によって語られており、親しみを覚える。また、天然記念物の指定を受ける、17種の日本鶏の「い・ろ・は」も紹介もされている。中でも「動く盆栽」と称される矮鶏、尾長鳥の尾っぽの長さを保つための苦労、戦うために進化した軍鶏の鶏冠の話は、興味深い。伊藤若冲が「神気」をとらえるきっかけとなった動物、「鶏」。その奥深さには参った。嵌る壺が1つ増えた。2012/10/21
遠い日
7
もうはや6月目前だけれど、酉年にちなんで。鶏の持つ魅力のあれこれ。子どもの頃は田舎育ちで、鶏を飼っていた。鶏は人に慣れるので、かわいいものだ。我が家は普通の鶏だったので声を競わせたり、軍鶏のように力を競わせたりすることはなかったが、それらを楽しんでいるおじさんたちも近所にはいた。そんなことどもを思い返しながら読んだ。2017/05/27
ラルル
4
鶏たちのそれぞれの違った美しさは観て・聴いて、飽きません。2012/07/14
phmchb
1
図書館本。偶々見つけたやーつ。もう少し地図と写真を多く用意して欲しかった(^_^;)2024/12/15
gachin
1
鶏冠は性的象徴らしく、雄は闘争時に破損を試みる。走鳥とは対照的に趾が柔らかく曲がっている。鶏はmp関節あたりに体重をかけてるように見える。軍鶏には大,小,大和,南京,八木戸,金八という亜品種がいる。/「木鶏に似たり」という言葉を知った。2024/12/01
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