内容説明
精進料理はからだとこころにやさしい料理。天地いっぱいをいただく精進料理。宗哲和尚が説く精進料理のこころとあわせて、家庭でできる朝、昼、夕、そして智慧のレシピ78点を紹介。だれでもかんたんに今日から精進料理をおいしくいただける。
目次
朝食は人生の始まり(朝のレシピ(緑豆がゆ;千切り大根の梅あえ ほか)
自然の恵みを楽しんで)
人と出会う昼食(昼のレシピ(そうめん薬味添え;モロヘイヤ梅肉たたき ほか)
素材を生かして癒される)
夕食がこころをおさめる(夕のレシピ(茶筅なすのオクラ添え;枝豆すり流し ほか)
こころも体も「食べて」育つ)
智慧ありて食(智慧のレシピ(けんちん汁;こんにゃくカレー ほか)
智慧の薬膳料理 ほか)
著者等紹介
藤井まりこ[フジイマリコ]
1947年北海道生まれ。早稲田大学卒業。夫である宗哲氏とともに、18年間、精進料理塾を開催。1992年の北京留学以後、中国の精進料理、薬膳を研究。「食とこころの問題」をライフワークとし、各地で精進料理講師を務め、食伝道に挺身している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おくちゃん🌹柳緑花紅
90
年に数回体調不良になることがある。そういうときは夕飯を食べずにリンゴ半分だけにしてお番茶に少しの塩を入れて飲むと翌朝は爽快。食べ過ぎが不調の原因なのだと毎回反省するのだが繰り返してしまう残念な私。天地いっぱいを頂く精進料理、春苦味、夏は酢の物、秋辛み、冬は油で合点して食え。朝のレシピ、昼のレシピ、夕のレシピ、そして智慧のレシピ、自然の恵みを楽しんで、素材を生かして癒やされる、心も体も食べて育つ、天地いっぱい、あるがまま。しみわたりました。背筋も伸びました。出来るところから始めよう。2017/02/03
ジュリ
3
お坊さんは肌がきれいだといわれている。どんな食事をしていると肌がきれいになるのか知りたくて読んでみた。修業中は、朝はおかゆと香の物、昼や夜はご飯と少しのおかずといった食事らしい。菜食は精進料理といえるけれど、それだけではない。命を大切にして、無駄を出さずに食事をし、食べることが精進料理。2022/10/01
marixtaka
1
禅のこころや毎日の生活についてのコラムとともに、朝昼晩家庭で食べたい精進料理のレシピが紹介されています。温かく慈しみ深さに溢れ、だけどどこかピリッとしていて、背筋を伸ばさなきゃと思いました。2013/11/24